2011年1月27日木曜日

あけましておめでとうございます!(4)(結)

「あけましておめでとうございます(4)(結)」


(1)

(2)

(3)

と綴り…

やっと落ち着きそうです。。



(3)の後半は、

マクドナルドで書いていました。


ほかの作業と

並行して取り組んでいたので、

かなり長い時間、滞在していたと思います。


みなさんも、

外で、一人で何か作業したり、

考えごとをしたりすることがあるかと思います。


そんなときは、

意外と、マクドナルドが使えますよ。


コーヒー1杯、120円。

しかも、このコーヒー、おかわり自由なんです。

長時間の際は、ぜひ。笑


…こんなことを綴っているから、

長くなるのですね。。笑


本題に入ります。


(3)で記したように、

フルタニさんの招聘で、

digmeoutで開催の「CAP.NOTE」でDJをさせていただき、

DJにおけるスタイルについて、

さらに深めることができました。


そして、

「CAP.NOTE」の終了後に知らされた、

イベント「Freedom time」(Kyoto Jazz Massive・沖野好洋さん主催)

へのオファーが

実際に、僕のもとにやってきます。



ところで、

僕は、

沖野好洋さん、Kyoto Jazz Massiveを

音楽の師匠と仰いでいます。

そして、門下生である、

との念(おも)いと共に生きています。


そうした生き方のなかにこそ、

人間を人間たらしめるスピリットがあるのだ

という我が人生観から、

好洋さん、Kyoto Jazz Massiveを

羅針盤に定めているのです。


こんなとき、

Kyoto Jazz Massiveだったらどうするか、

こうなったら、

Kyoto Jazz Massiveならどういう風に捉えるか、

こうしたいときは、

Kyoto Jazz Massiveとしてどういう行動をとるか…

等々、

常に心の中で対話をします。


お2人にたいしては、

“あんな風になりたい”

といった種の、

“憧れ”

を抱いてるのではありません。


それでは、

もし、同じようなことを実現したとしても、

ただのフォロワーに過ぎません。


コピーをしただけでは、師匠にも迷惑です。

Kyoto Jazz Massiveとは、

模倣するような人間を生み出すような人物なのか

との誤解を招くからです。


(ちなみに、

哲学者・ヴォルテールは

“創造とは、思慮深い模倣のことである”

との言葉を残しています。)


新たな価値を生み出してこそ、

人間は評価される訳です。


価値を創出するに、

最も大事な存在が、

僕にとっては師なのです。



話を戻します。


「Freedom time」への出演が決まってから、

毎日、毎時、毎分、

選曲のこと、

「Freedom time」のことを

考えていました。


すると、

感じました。


初めて「Freedom time」に足を運んだその日から、

Kyoto Jazz Massiveの音楽と、

Kyoto Jazz Massiveが発信しているサウンドを

チェックし続けてきた僕は、

当然、

選曲に興味を持ちます。

DJの行為に興趣を抱きます。

そのなかで、

自分なりに、

選曲、DJの概念を打ち立ててきました。

ときに、自主的にコンピレーションを編んだり、

自宅で、仮想DJしたりしながら。。


そんなことをするようになってから、

10年以上の時間が経過し、

自身に、固有のスタイルが確立してきた、

との自負を抱き始めた00年代末期したが。。


「Freedom time」への出演機会をいただいたことで、

まだまだ余地がある、

ということを感得したのです。


僕にとって、

師=Kyoto Jazz Massiveの存在が、

どれほど大きく、

ありがたいものか、

ということを

あらためて感じました。


そして、

フォロワー/コピーでは意味がない

との精神をより強くし、

僕が展開すべき選曲とDJとは

というテーマのもと、

思索する日々が続きます。


そのなかで、

jaz'pressoさんのイベントに

参加させていただく機会をいただいたり、

まったくジャンルが異なるイベントでのDJを経験することで、

思索のための要素が

有機的に結びついていく実感を抱きました。


同時に、

自身の音楽遍歴をふりかえり、

我がライブラリからしか繰り出すことのできない

ポイント(=ジャンル性、時代性など)を探索。


また、

(3)で記した表現で言うところの、

“テンションが高いサウンド”をどのように組み込んでいくか、

逆に、自身のフィールドである“テンションが低い領域”の魅力を

いかに打ち出していくべきか

という角度でも、

意識的に思考を深めていきました。


そんな時間を経て、

「Freedom time」でのプレイに臨みました。


メイン・フロアでは、

好洋さんがDJをされています。


メイン・フロアで鳴り響いているのと

同じ楽曲を

同じ趣向で

プレイするのでは、

そこには何の思慮もありません。


同じ楽曲でも、

魅せ方=聴かせ方=選曲が異なれば、

模倣の概念を超えます。


テンション的には

低い領域をメインに打ち出し、

選曲で築くストーリーで

テンションを高めていくことに。


高いテンションを有するトラックをプレイするにも、

それと同レベルのテンションを持つトラックのなかに配列するのと、

低いところからジワジワ上昇させていくのとでは、

まったく世界観が異なる、

ということです。



またまた話が飛びますが…

門下生が帯びている重要な使命のひとつに、

師の存在を広める

ということがあります。


飛躍しますが、

“世界の四聖”と言われる人物でも、

弟子の行為なくしては

その存在は、後世に受け継がれなかったと言われています。


師の真実を

語り、

書いて

伝承していったのです。


この、

歴史が物語る哲理に照らして、

僕も

少しでも師の真実を

伝えていこうとしているのです。


その想いを

現場=イベントでのDJに置き換えると、

好洋さん、Kyoto Jazz Massiveがフロアで表現しきれない部分を

僕が描いていく

ということになりましょうか。


具体的に書きますと、

まず、先述しました、“テンションが低い領域”が

それに相当します。


そこから出発する選曲だと、

たとえフロアと同じ楽曲をプレイしようと、

フロアとは異なる世界観を築くことができる

ということは前にも述べました。


しかし、

現場での選曲は、

即興で展開していくもの。


オーディエンスのリアクションや、

前のDJと交代するタイミング、

はたまたバック・トゥ・バックなどで…

どうしてもテンションの高さを維持せざるを得ないときは…?


詳しいことは、

秘密主義ではなく、

企業秘密に基づく行動として(笑)、

触れようとしませんが。。笑


旧譜をメインに展開していく、

ということです。


そして、

プレイ・スタイルは…

これは(2)で記しましたが、

ひとつひとつの楽曲を

できるだけフルレングスでプレイするという、

可能な限り、

シンプルかつストレートに。。


実は、

このように形成したスタイルこそが

僕の主催イベント、

「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」@MAMBO CAFE

のサウンドに関するコンセプト/テーマに

直結しています。



「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」では、

僕にしか構築し得ない音楽の世界を

創出していきますので、

ご期待ください!

そして、ぜひ遊びにきてください!!



「あけましておめでとうございます」、

やっと終わりました。笑


終わりと言っても、

始まりの挨拶なのですが。。笑



ここまでお付き合いいただいた方々、

ほんとうにありがとうございました!



今年も、よろしくお願いいたします!!




松本大輔 (More Project)