2010年12月13日月曜日

「SWEETS FOR SUITES」訂正とお詫び

先日の「クラブ・ジャズ喫茶」で

プレゼントさせていただいたコンピレーションCD、

「SWEETS FOR SUITES」に

誤りがございました。


1曲目に収録の作品ですが、

曲目リストには

「Candidate For Love (Acoustic Mix)」

と表記されています。


しかし、実際に収められているのは

「Candidate For Love (Joe Claussell's Cosmic Arts Crystal's Of Love Version)」

なのです。


選者の中川和俊くん、

リスナーのみなさまに

ご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。



コンパイラーの中川和俊くんが選曲したのは、

曲目にある、

「Candidate For Love (Acoustic Mix)」

です。


つきましては、

こちらの曲を収録し直したものを制作し、

あらためてプレゼントさせていただきたいと思っております。


いましばらく、お待ちください。

2010年12月7日火曜日

メール・インタビュー:中川和俊 (echo music)


今回も、ゲストDJに、
メール・インタビューを行ないました♪

音楽のこと、
音楽以外のことも、
たっぷり語って(書いて)いただきました!

中川和俊氏の、
知られざる一面が明らかに…!?


__お名前を教えてください。

中川和俊(なかがわ まさとし)
みんなからは、『まっち』と呼ばれています。
最近一部の方に、『DJ背広』とも呼ばれています(笑

__生年月日は?

1980年4月13日です。

__出身と、現在のお住まいはどちらでしょうか?

出身は、和歌山県日高郡
現住所は、大阪市です。

__音楽に目覚めたキッカケを教えてください。

きっかけは、大学に入ってからの友人の二宮大朗に『FreeSoul』のCDを勧められてからですね。
特にこのアーティストにはまった!というのはいないですね。
『FreeSoul』というコンピレーションCDの音楽の世界観が好きになりました。

__どんな音楽遍歴を辿ってきたのですか?

大学に入って、FreeSoulを聴くまでは、ほんとカラオケでその時のヒット曲とかを歌ってました。
なのでいうなら、J-POP~FreeSoul~クラブジャズ、ハウスですかね(笑
FreeSoulを聴くことで、一気に音楽世界が広くなりました。
特にダンス調の楽曲が好きになったので、一気にクラブでかかるダンサブルなソウルやジャズにはまって
クラブジャズやヒップホップ、ソウルフルでジャジーなハウスまで聴くようになりました。
だから、多くの方が通っているロックを僕は通っていないんです。
なので、職場では浮いてるかも(笑

__尊敬する人物/好きなアーティストがいましたら、教えてください。また、理由もお聞かせください。

尊敬する人は、「カズ」です(笑
シンプルに「サッカーが好き」ってだけで、突き進んでいる感じがかっこいいですね。
僕もシンプルにDJを続けたいです。
僕の年代の男性で、「カズ」を好きじゃない人の方が少ないと思いますけどね(笑

好きなアーティストは、、、僕の場合はやっぱアーティストというより、DJが好きですね。
大阪ローカルのDJ方ももちろんたくさんいますけど・・・沖野好洋さん、YOKUさん、Calmさんですね。
3人とも色の違うDJですが、沖野さんはなんと言っても幅の広い選曲と綺麗な流れの選曲が好きですね。
基本的なDJのセンスが大好きです。上手く表現するのが難しいので、、、一度是非DJを聴いてみて下さい。

YOKUさんは、やっぱハウスの先生的な存在ですね。YOKUさんがNYハウスをまわしている時に、
ハウスミュージックと出会い、僕もまわすようになりました。
なんと言っても、DJブース内のパフォーマンスは最高にかっこいいですね!!よくみんなでマネしてました(笑

Calmさんとの出会いが一番遅いんですが、初めてメタモルフォーゼでDJを聞いた時、ほんとに選曲の感じが
僕と似ていて(全然僕なんかより広く深いんですが、その時はホント凄く似てたんです!)好きになりました。
※Calmファンの方、本当に生意気なこと言ってすみません。
それと、1曲1曲を大切にプレイしているスタンスが好きですね。
自分のかける曲を愛している感じが、すっごい伝わってきます。
DJだけではなく、アーティストとしても大好きです。Calmさんの楽曲は、すっごいエモーショナルなんです。
とにかく心の深いところまで届いてくる感じが大好きですね。

__印象深いイベント/ライブはありますか? またその要因はなんでしょうか。

印象深いイベントは、『FreeSoulundergraund:west』ですね。
2002年に行われた、まさに僕が影響を受けた『FreeSoul』の選曲者である橋本徹さんをゲストDJに迎えて開催したんですが、
橋本さんが登場する前に、とにかく「タナカリョウ」がフロア盛り上げすぎて(笑 ・・・
橋本さんに「盛り上げすぎ!こんなに盛り上げられちゃ、僕DJできないじゃん!」って怒られましたからね(笑 
当時のDAWNのフロアは400名のお客さんでパンパンでした!
※内輪ネタですが、このとき、ブーマーと奥さんが出会ってるんですよね実は(笑

ライブは、色々ありますが、
今年の9月に行われた「Calm」11月に行われた「Kyoto Jazz Massive」ですね。
「Calm」は青ってイメージで、とにかくライブの抑揚が凄かったんです。
タメとアゲの高低さがすっごくて、心の一番深い部分にドンっって来る感じが、思わず涙が出そうになりました。
ぶっ飛ばされた!って表現が一番かもしれません。30分にも及ぶ「shining of life」は・・・言葉になりませんでした。

「Kyoto Jazz Massive」は赤ってイメージで、とにかくソウルフルでジャジーでカッコ良かったです!
沖野さんだからこそ集めることの出来る豪華な演奏陣にボーカル陣。とにかくステージから放たれるパワーが凄かったです。
フロアの熱を最後まで上げ続けてました。

両方とも凄く熱いバンドで、ホント日本が世界に誇れるバンドだと思います。

それと、初めて「A Hundred Birds」のライブを観たときも衝撃的でした。
今年も12月24日@なんばハッチで行われるライブはもちろん参加します!
30人編成のオーケストラから放たれるダンスミュージックはとにかく圧倒的で、
これも日本が世界の誇れるバンドですね。
まだ見たことのないかたは、今年是非観て欲しいです。

__レコメンドのアーティスト/アルバム/楽曲をご紹介ください。

最近出会うコンピレーションCDがまたまた橋本徹さんが監修しているものが多く、
もしコンピレーションCDを買おうかな?って手にした時に、
橋本徹さんの名前があった時は間違いないって思って大丈夫だと思いますよ(笑

__近況、その他コメントをどうぞ。

最近、まわりのDJのクオリティがホント高いです。いっつも一緒にプレイするのがプレッシャーです。
僕が出演するイベントでは、まわりのDJに是非注目して欲しいです!


(今回も、音楽以外のトピックで質問してみました。。笑)

__好きな食べ物は?

お好み焼き、たこやき、ハンバーグ、ピザ

__異性の好みや、“異性の、この仕草に弱い” は?

笑顔がステキな女性。/ フロアで気持ち良さそうに踊っている時(笑

__休日は、どんな感じで過ごしているんですか?

街を自転車でブラブラして、友人知人のお店をまわってます。
あとは、ゴルフの打ちっぱなしですね。
基本的に家でじっとしてるのはあまり好きじゃないですね。

__オススメのお店、書籍、番組などを教えてください。

オススメのカフェは、digmeoutART&DINER
洋服ショップは、silver and gold
FM802一押し番組は、DJ吉村昌広さんの19時~21時の番組「BEAT EXPO」の月曜日&火曜日です。

2010年12月6日月曜日

コンピCD「SWEETS FOR SUITES」


コンピレーションCDを制作しました♪


友人・同志であるDJ、中川和俊との共同編集です。


スイートをテーマに全12曲をコンパイル。


ジャケットはもちろん、ライナーノーツも付録の、特製CDです。


このCDを、

20101210()に開催の

「クラブ・ジャズ喫茶」MAMBO CAFEにて発表します!


配布方法は

クリスマス目前ということで、

プレゼント交換にしたいと思います♪


ほんと、なんでもOKですよ。

食べ物でも、モノでも。

また、値段設定もありません。

チロルチョコやチョコバットでも、なんでも(スイートですね。。笑)。


お持ちいただいたものと、

僕たちのCDを交換しましょ♪


それでは、1210()に、MAMBO CAFEでお会いしましょう~!




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クラブ・ジャズ喫茶[モア] Vol.3


2010.12.10 Fri.

MAMBO CAFE

20:00 - midnight

Entrance: free


Guest DJ: 中川和俊 (echo music)

Resident DJ: 松本大輔 (More Project)



古い時代のジャズやソウル、ブラジリアンにラテン

また、新譜にしてみても、ハウスやブロークンビーツ、

さらにはテクノなどの広範な音楽性を包含するクラブ・ジャズ。



そんなスタイルを、クラブと同様にダンサブルに表現するのではなく、

リスニング指向で打ち出していくのが「クラブ・ジャズ喫茶」です。

また、豊富なドリンク&フードを楽しんでいただけるのも、このイベントならでは。



2010年の最後を飾る今夜は、本年、DJ10周年を迎える中川和俊が見参。

かつて伝説のクロスオーバー・イベント「MPJ」を8年にわたってオーガナイズし、

最近では「echo music」「Naniwa Raw Time」といったパーティーを主催するなど、

常にフロアとともに歩み続ける彼が、

今回はホームリスニングな趣向での選曲を披露してくれます。

クラブとはひと味違うサウンドを体感しに来てください!




中川和俊 (echo music)

Soul Musicを原点に、2000年よりDJを開始。クラブ・ジャズのなかでも、

Futuristic SoulCrossover JazzSoulful Houseと呼ばれる音楽を好み、選曲している。

またイベントオーガナイザーとしても活躍し、著名DJから関西のインディーズ・バンドまで、

幅広いブッキングを実現。多彩なイベントを手がけている。さらに、普段はFM802に勤務し、

まさにMUSIC is my lifeな人生を体現。「今回は、毎回緻密な選曲を展開している

松本大輔に対して、ノリの選曲で挑みます()」とのこと()



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2010年12月4日土曜日

「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 3」


2010年最後となる、

1210日の“クラブ・ジャズ喫茶”には、

僕の友人でもある、

中川和俊 (echi music)

をゲストDJにお招きします。


彼は、

かつてsunsuiで行なわれていた

クロスオーバー・パーティー「MPJ」を

8年間に渡ってオーガナイズしていた人物。


最近では、

「echo music」「Naniwa Raw Time」

といったパーティーを開催し、

常にフロアを盛り上げています。


そんな彼が、

“リスニング”

をコンセプトにした我がイベント、

“クラブ・ジャズ喫茶”

に初見参。


“DJ背広”との異名を持つ中川氏が、

スーツを脱ぎ、

ソファで寛ぐ女性たちを前に、

どんな選曲を披露してくれるのでしょうか!?


フロアとはひと味違うサウンドを、

ぜひ体感しに来てください!



そして今回は、

クリスマス特別企画として、

中川和俊と松本大輔による選曲/編集の

コンピレーションCD「SWEETS FOR SUITES」を“プレゼント交換”します♪

詳しくは、こちらをどうぞ〜。



また、恒例の、

ゲストDJへのメール・インタビュー を掲載中です〜♪



それでは、

12月10日(金)、

MAMBO CAFEでお会いしましょう!



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クラブ・ジャズ喫茶[モア] Vol.3


2010.12.10 Fri.

MAMBO CAFE

20:00 - midnight

Entrance: free


Guest DJ: 中川和俊 (echo music)

Resident DJ: 松本大輔 (More Project)


古い時代のジャズやソウル、ブラジリアンにラテン

また、新譜にしてみても、ハウスやブロークンビーツ、

さらにはテクノなどの広範な音楽性を包含するクラブ・ジャズ。


そんなスタイルを、クラブと同様にダンサブルに表現するのではなく、

リスニング指向で打ち出していくのが「クラブ・ジャズ喫茶」です。

また、豊富なドリンク&フードを楽しんでいただけるのも、このイベントならでは。


2010年の最後を飾る今夜は、本年、DJ10周年を迎える中川和俊が見参。

かつて伝説のクロスオーバー・イベント「MPJ」を8年にわたってオーガナイズし、

最近では「echo music」「Naniwa Raw Time」といったパーティーを主催するなど、

常にフロアとともに歩み続ける彼が、

今回はホームリスニングな趣向での選曲を披露してくれます。

クラブとはひと味違うサウンドを体感しに来てください!


中川和俊 (echo music)

Soul Musicを原点に、2000年よりDJを開始。クラブ・ジャズのなかでも、

Futuristic SoulCrossover JazzSoulful Houseと呼ばれる音楽を好み、選曲している。

またイベントオーガナイザーとしても活躍し、著名DJから関西のインディーズ・バンドまで、

幅広いブッキングを実現。多彩なイベントを手がけている。さらに、普段はFM802に勤務し、

まさにMUSIC is my lifeな人生を体現。「今回は、毎回緻密な選曲を展開している

松本大輔に対して、ノリの選曲で挑みます()」とのこと()


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松本大輔 DJスケジュール (2010.12)

今月=12月は

自身のレギュラーを含めて、

4カ所でDJします。


お時間ありましたら、

ぜひぜひ遊びにきてください♪



「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 3」

2010年12月10日(金)

MAMBO CAFE

20:00 - midnight

Entrance: free

Guest DJ: 中川和俊 (echo music)

Resident DJ: 松本大輔 (More Porject)

★特製コンピレショーンCD発表!

★ゲストDJ・中川氏のインタビューアップ予定!



「DEEP MELON」

2010年12月11日(土)

大阪メロン

21:00 - midnight

charge: free

DJs:

GOTHAM (RECORD SHOP r.g)

Roots76 (opalkikaku)

松本大輔 (More Project)



「Freedom time presents “JAZZ CHRISTMAS”」

20101225()

NOON

21:00 - allnight

Guest Live Set:

SOIL&“PIMPSESSIONS

Resident DJs:
Yoshihiro Okino (Kyoto Jazz Massive / Especial Records)
Yoshihisa Fujii (Cool To Kool / Kyoto Jazz Meeting)
Takaharu Furutani (Digmeout)
ToshimitsuTigerTakagi

2nd Floor DJ:
Jules (DEEPNOTE)
Daisuke Matsumoto (More Project / INSECTS)
RYO (Seditional Jazz)
Shinji Okano(digmeout ART&DINER)



「SUSHI RECORDS COUNTDOWN PARTY - WINTER ALERT」

2010年12月31日(金)

SHINSAIBASHI MONOLITH

出演:

JAXX DA FISHWORKS(SUSHI RECORDS/Klub Kids)

Cozy Orchestra

VANITY

AMY B

Two Fresh

YOSHIKI

AFNICA

ザ☆バケッターズ

松本大輔

ほか


【回想】「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」Vol. 2

第2回も、
みなさまのおかげで
無事、開催することができました。

ありがとうございました!


前回=Vol. 1は、
実は、ほとんどが新譜でした。

ということで、
打ち込みによるサウンドが圧倒的に多く、
自分自身でも意外な印象を抱く結果となりました。

Vol. 2では、
それとは逆の音像を描いてみたい気持ちが強く、
旧譜をたくさん持って行くことに。

が…
オープニングDJの岡本くんは、
非常に多彩。

モーダルなジャズをかけたかと思うと、
無機質なテック・サウンドを披露するなど、
引き出しの多さを遺憾なく発揮しています。

もちろん、
急激にジャンルが変化することはありません。

しかし、
僕がプレイする頃には、
どんな音楽になっているか…
見当がつかないのです。

そろそろ交代、というときに、
彼は僕の元に駆け寄り、
“任しといてください”と一言。

そしてブースに戻るなり、
レア・グルーヴへのブリッジに格好な1枚を
プレイするのです。

まさに、
レア・グルーヴで開始しようとしていた僕にとって、
最高の選択。

“どこまでジェントルやねん”
これが、岡本くんのDJにたいする感想です。
いや、彼の発言、そして振る舞いの、
すべてにたいする感想ですね。

ほんとに、
謙虚で、礼儀ただしい、
紳士そのものです。

機会があれば、
またご一緒したいと思っています。
岡本くんの選曲を味わえなかった方は、
次の機会に、ぜひぜひ。

また、ベーシストとしての彼にも
注目していきましょう。

リーダーを務めるジャズバンド、
jazzactiveのホームページはこちらです。


さて、レア・グルーヴでスタートした僕の選曲は、
リスニング指向の概念は決して破ることなく、
しかし、リズミカルな内容に移行していきます。

この日、遊びに来てくれる友人が、
この日に誕生日を迎えるとうことで、
ケーキのサプライズを準備していたのです。

その時簡にむかって、
テンションを上げていきました。

メロウに、
ときにブギーに、
あるときはディスコ・テイストを強く…
ソウルを連発。

会場の温度が上がったところで、
音楽をストップ。

そして…
“パンッ!”。

クラッカーが一斉に弾けます。
そして、友人には笑顔が弾けました!

ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました!


この後も、
たくさんのお客さまが残ってくださり、
26時半ごろまでプレイしていました♪
(トータルでは、クラブ・イベントに比肩しうるタイムですね。。笑)

ご来場いただいたみなさま、
MAMBO CAFEのみなさま、
ありがとうございました!


次回は、
2010年12月10日(金)
に開催です♪

ゲストDJに、
友人でもある、
中川和俊 (echo music)
をお迎えしてお送りします。

よろしくお願いいたします!


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クラブ・ジャズ喫茶[モア] Vol.3

2010.12.10 Fri.
MAMBO CAFE
20:00 - midnight
Entrance: free

Guest DJ: 中川和俊 (echo music)
Resident DJ: 松本大輔 (More Project)

古い時代のジャズやソウル、ブラジリアンにラテン
また、新譜にしてみても、ハウスやブロークンビーツ、
さらにはテクノなどの広範な音楽性を包含するクラブ・ジャズ。
そんなスタイルを、クラブと同様にダンサブルに表現するのではなく、
リスニング指向で打ち出していくのが「クラブ・ジャズ喫茶」です。
また、豊富なドリンク&フードを楽しんでいただけるのも、このイベントならでは。

2010年の最後を飾る今夜は、本年、DJ10周年を迎える中川和俊が見参。
かつて伝説のクロスオーバー・イベント「MPJ」を8年にわたってオーガナイズし、
最近では「echo music」「Naniwa Raw Time」といったパーティーを主催するなど、
常にフロアとともに歩み続ける彼が、
今回はホームリスニングな趣向での選曲を披露してくれます。
クラブとはひと味違うサウンドを体感しに来てください!

中川和俊 (echo music)
Soul Musicを原点に、2000年よりDJを開始。クラブ・ジャズのなかでも、
Futuristic SoulCrossover JazzSoulful Houseと呼ばれる音楽を好み、選曲している。
またイベントオーガナイザーとしても活躍し、著名DJから関西のインディーズ・バンドまで、
幅広いブッキングを実現。多彩なイベントを手がけている。さらに、普段はFM802に勤務し、
まさにMUSIC is my lifeな人生を体現。「今回は、毎回緻密な選曲を展開している
松本大輔に対して、ノリの選曲で挑みます()」とのこと()

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2010年11月26日金曜日

“百聞は一見にしかず”におけるカラクリ




上に掲出した画像の
2枚目をご覧ください。

僕、実は、鉄道が好きでなんです。

撮影で追求していく撮り鉄や、
乗ることを重要視する乗り鉄、
また、模型にこだわる人がおられたり、
はたまた時刻表の世界に没頭するかたなど…。

自分なりの角度をお持ちの人がおられますが、
そんなファンたちに比べれば、
僕なんて黄口です。笑

だって、
このチラシ、
ごく最近、駅で取得したのですから。。

それでも、
こだわりはあるんですよ。

都市に存在する、
身近な廃線跡を歩くとか、
103系のチェックとか。。
まあ、この話題は、
別の機会にじっくりと。。笑

チラシは、
こんど開通する、
山陽・九州新幹線への試乗会を
知らせるものです。

仮に、
僕が、
この試乗会に招待されたとします。

でも、
都合により、
参加できなかったとします。

けれど、
「窓がこんなだった」
「揺れが少なかった」
などと、
あたかも乗ってきたかのような感想を述べると、
どうでしょう。

おかしいですよね。

そんな僕に、
みなさんはツッコむ。

「乗ってないやん」。

けど、
平然と返答する僕。

「試乗してきた誰かが、
乗ったときの映像をyoutubeにアップしてて。
それを見たんですよ」。

…変ですよね。

さらに、
僕が
「百聞は一見にしかずですよね~」
なんて発言すると、
ますます可笑しい。

だから?
乗ってないのに、何が分かったの?

と、なります。

そう、
ここで言う
“見”
とは、
“乗る”
ということを指すんですよね。

だから、
乗っていない僕が、
「百聞は一見にしかず」
という表現をすると、
おかしいんですよね。


続いて、
1枚目の画像に注目です。

今週末=11月27日(土)、
梅田はNOONにて開催される
「Freedom time」のフライヤーです。

今回は、
ワールドワイドな規模で展開するシーン=クラブ・ジャズ界を
牽引するDJユニット、
Kyoto Jazz Massiveのフルバンド・ライブが繰り広げられます!

僕は、
2nd FloorでDJするのですが、
そんなことは
別にいいんです。

とにかく、
今回はKyoto Jazz Massiveのライブ・アクトに
注目してほしいんです!

リアルでしかあり得ないはずの音楽が、
わざわざリアル・ミュージックと形容されたりする、
奇異な現況があります。

それは、
音楽が、
作品ではなく、
商品と化していることの、
何よりの証左である
との意見に異論はないでしょう。

そんな、
マーケティング・ミュージックが蔓延するなか、
“作品”のみをリリースし続けているのが、
Kyoto Jazz Massiveなんです。

そんな彼らの生演奏を、
ぜひとも生で体感してください。

おっと、
僕が、ここまで熱く語らせていただいたことで、
youtubeを開こうとしている
そこのあなた。

その衝動は、
決して間違っていません。

けれど、
youtubeにアップされている映像をチェックしたことのみで、
「見た」
とは言わせませんよ。

それは、
額面のみでとらえた
「一見」なのですから。

さきほどの例で、
僕が、あたかも乗ったことにしたのと
同じですよ。

ここで言う
“一見”
とは、
“その場に行って、生で演奏を味わう”
ということを指します。

繰り返します。

youtubeの映像を見たことで、
「百聞は一見にしかず」
の概念を体現したと思わないでください。

その時点では、
まだ、
「百聞」
の概念の中です。

わかりやすく説明しましょう。

仮に、
youtubeの視聴を
「一見」だとします。

すると、
「百見は一体験にしかず」。

このように言えます。


長々とすみません!
とにかく、今回のライブは、
必聴、必見です!


一般メディアでは、
エンターテインメントの
いちコンテンツとして取り上げられる「音楽」
にあって、
クラブ・ジャズというスタイルは、
クラブ・ミュージック
という一言で片付けられることが、しばしば。

そのおかげで、
印象論のみが一人歩きし、
現場では、
どんなサウンドが繰り広げられているかは
ほとんど知られる機会がありません。

少しでも興味を持たれたかた、
ちょっとでも気になったかたは、
11月27日(土)、
ぜひNOONに足を運んでください!!


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11/27 (SAT) @ NOON OSAKA

Freedom Time Presents
“KJM LIVE 2010”
Kyoto Jazz Massive Live Tour 2010

Special Live Act :
KYOTO JAZZ MASSIVE LIVE SET
Shuya Okino (MC & SE)
Yoshihiro Okino (MPC Drums & SE)
Vanessa Freeman (Vocal)
Tasita D'Mour (Vocal)
Kenichi Ikeda a.k.a. Root Soul (Bass)
SWING-O a.k.a.45 (Key)
Nobuaki Fujii (Drums)
Takashi Nakazato (Percussions)
Hiroshi Ihara (Guitar)

Guest DJ :
Shuya Okino (Kyoto Jazz Massive)
Tsuyoshi Sato (Black Edition / The Room)

Resident DJ's :
Yoshihiro Okino (Kyoto Jazz Massive / Especial Records)
Yoshihisa “Birthday” Fujii (Cool To Kool / Kyoto Jazz Meeting)
Takaharu Furutani (Digmeout)
Plus
Masatoshi Nakagawa (echo music / Naniwa Raw Time)

2nd Floor DJ's :
Daisuke Matsumoto (More Project)
Jimmy Future
MuRAcO (GOLD FLASH / La Luna)
Shinji Okano(digmeout ART&DINER)

OPEN / START 21:00

2010年11月10日水曜日

メール・インタビュー:岡本洋平 (jazzactive)


今週金曜=2010年11月12日(金)、
MAMBO CAFEにて
「クラブ・ジャズ喫茶」の第2弾

を開催します。


今回は、オープニングで
岡本洋平くん(jazzactive)が、
リスニング指向なクラブ・ジャズを演出してくれます。

どんな選曲が繰り広げられるかは、
当日のお楽しみ。

ですが、
岡本くんのプロフィールを知っていただければ、
何かの手がかりになり、
より内容に興味を持っていただけるかと思い。。

メールにて、
インタビューを敢行。

それでは、
さっそくどうぞ~♪




__お名前(よみ)を教えてください。

岡本洋平(おかもと ようへい)です。

__生年月日は?

1986年8月14日です。

__出身と、現在のお住まいはどちらですか?

出身: 山口県周南市 日本に3カ所しかない、ナベヅルの飛来地です。
現住所: 兵庫県明石市 大阪方面への引っ越しを目論み中。

__音楽に目覚めたキッカケを教えてください。

尊敬する兄2人が、大の音楽好き(楽器はドラム)で、
いろいろなライブやフェスに連れて行ってもらいながら
自然に自分の中の太い柱は、音楽になっていきました。

__どんな音楽遍歴を辿ってきたのですか?

Rock, Punk (TMGE, Hi-Standard)
Mixture (Wrench, YKZ)
Emo, Hardcore (Oceanlane, Envy)
Dub, Ska (Dry&Heavy, Determinations)

18歳ぐらいまでの趣味を時系列で並べると、こんな感じ。
日本のインディーズ中心でした。
大学生になると、一転してウッドベースに夢中になり、
Jazzしか聴かなくなりました。
現在はJazz(Modal, European, Spiritual)、
スモーキーなMinimal、Deep Houseを好んでいます。

__尊敬する人物/好きなアーティストがいましたら、教えてください。また、理由もお聞かせください。

Miles Davis。
彼の音楽そのものが好きというよりは、
まだ生きていたら確実にとんでもなくかっこいいことをやっているだろう
と思わせる、圧倒的なアーティスト性がやばい。
自叙伝読んでみてください。

__印象深いイベント/ライブはありますか? またその要因はなんでしょうか。

「Metamorphose '07」
大規模なフェスに行ったのはこれが初めて。
多くの出会いがあって、とても1日の出来事とは思えなかったです。
__レコメンドのアーティスト/アルバム/楽曲をご紹介ください。

Jazzに関しては、梅田のレコード屋Seeedで聴かせてもらった
Down in the Village / Tubby Hayesで目覚めたと言えます。
quasimodeによるカバーはあまりにも有名。


(特に、音楽に関係しない質問も投げかけてみました。。笑)

__好きな食べ物は?

トマト、豆腐、山芋、鶏肉。

__異性の好みや、“異性の、この仕草に弱い” は?

ふわっと良い香りを漂わせてる人はやばいですね。

__休日は、どんな感じで過ごしているんですか?

Dumboのお香焚いてよい音楽を聴くに限る!
__オススメのお店、書籍、番組などを教えてください。

お店: 豊中市ロマンチック街道のカフェ "gite"
書籍: 音楽ライター原雅明さんの 『音楽から解き放たれるために - 21世紀のサウンドリサイクル』

__近況、その他コメントをどうぞ。

良い物件、紹介してください(笑)




この、丁寧な返答に、
彼の人格者ぶりが表出しているなと感じました。

選曲においても、
ジェントルな性格が現れるのでしょうか。

それとも、アグレッシヴな内容になるのでしょうか。。
ワクワクしてきました!

そして、岡本くん、
ご協力ありがとうございました!


今後も、
「クラブ・ジャズ喫茶」にご登場いただくDJには
事前にインタビューをしてみようと思っています。
そちらのほうも、お楽しみに…♪

2010年10月29日金曜日

「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 2」


More Project=松本大輔の主催イベント、
「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」第2弾のお知らせです。

旧譜から新譜まで、あらゆる時代の、
さらにジャンルも、ジャズ~ソウル~ブラジル~R&B~ブロークンビーツ…と、
広範な領域の音楽をそのスタイルに内包する、
クラブ・ジャズ。

このイベントでは、
そのなかでもリスニング志向なサウンドを選曲します♪

友人や彼氏・彼女とともに
おしゃべりしながら、
お食事しながら、
お茶/コーヒー/お酒を楽しみながら、
また
お1人で来られたなら
コーヒーでも飲みながら、
あるいは本でも読みながら、
お気軽にお楽しみください♪

どんなスタイル/人数でも、
気楽に来ていただけるのが、
「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」の特長です。

エントランス:フリー
ですので、
ぶらっ~とお越しください♪


今回は、オープニングDJに、
Nu Jazzバンド・jazzactiveでリーダー兼ベーシストを務める、
岡本洋平くんが出演してくれます。

ミュージシャン/ベーシストがチョイスする、
喫茶なクラブ・ジャズに注目です♪
皆さま、ぜひ!


フライヤーの下・中央にあるのは、
実は、MAMBO CAFEさんなのです。笑
ヤシの木が目印です。

右下の鉄道は、
MAMBO CAFEの裏を走る梅田貨物線です♪笑


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クラブ・ジャズ喫茶[モア] Vol.2
2010.11.12 Fri.
MAMBO CAFE
20:00 - midnight
Entrance: free

DJ: 松本大輔 (More Project)
Opening DJ: 岡本洋平 (jazzactive)

ジャズ、ソウル、ブラジル、ハウス、ブロークンビーツ、R&Bなどなど…
クラブ・ジャズというスタイルが持つ、幅広い音楽性にフォーカス。
かつ、ソファ/チェアに座って、
ゆったり味わえるサウンド=喫茶な楽曲をセレクトします。

第二弾となる今回は、
関西の若手ニュー・ジャズ・バンド、jazzactiveで
リーダー兼ベーシストを務める岡本洋平がオープニングDJに登場。

旧譜のジャズはもちろん、最新のヨーロピアン・ジャズにも明るく、
さらにはテクノをも網羅するそのセンスは、弱冠24歳とは思えぬ博覧ぶり。
“喫茶”を縦糸に、そのような音像が織りなされるのか…注目です。


岡本洋平 (jazzactive)
関西を拠点に活躍するニュー・ジャズ・バンド、
jazzactiveのリーダー/ベーシスト。
“時代の流れを汲んだ音楽の、あるべき姿を提示すること”
をコンセプトに、ライブや制作を展開している。
DJとしては、新旧問わず、
現代の感覚にマッチする硬派なジャズを中心に選曲。
エンジニアとしての顔も持つ。
http://jazzactive.net/

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スケジュール:お出かけ・イベント


今週末=2010年10月30日(土)は
梅田はNOONにて   
「Freedom time」が開催です。



レジデントDJは、
我が音楽の師匠・Kyoto Jazz Massiveの沖野好洋さんです。

今回も、幅広い内容で

フロアを盛り上げられると思います!


そしてゲストDJは、
DJ KAWASAKIさん。

作品のイメージが強いため、
“ハウスDJ”としての認識が一般的かもしれません。

しかし、現場=クラブでのプレイでは
多岐にわたるサウンドを披露されます。

ハウスの源流に位置する、
ソウル、ブギー、ディスコ、さらにはファンキーなものまで。

またハウスにおいても、
ソウルフルなもの、ジャジーなもの、ラテンなどなど
色彩感豊かな選曲ストーリーを描かれます。

ぜひぜひ、一緒に遊びに行きましょう~♪

この下のコメント欄、
または
moreproject.3776●gmail.com
(●を@にかえてください)
にメッセージをいただけましたら、
ディスカウント料金で入場いただけます~♪

お気軽にご連絡くださいね~♪


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2010/10/30 (SAT) @ NOON OSAKA
Freedom Time Presents
“PARADISE”
DJ KAWASAKI New Album “PARADISE” Release Party

Guest DJ :
DJ KAWASAKI

Resident DJ's :
Yoshihiro Okino (Kyoto Jazz Massive / Especial Records)
Yoshihisa Fujii (Cool To Kool / Kyoto Jazz Meeting)
Takaharu Furutani (Digmeout)
PlusKohji Matsuda (Seditional Jazz. Kobe

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2010年10月19日火曜日

【回想】「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」 Vol. 1

先日、MAMBO CAFEさんで“開店”しました、
「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 1」にお越しいただいたみなさま、
ありがとうございました!
みなさまのおかげで、初陣は大成功でした!

激しい雨と強風という悪天候のなか、
わざわざ足を運んでくださり、また友人や恋人にも声をかけていいただきまして、
本当に感謝しております!


ご来場いただいた方々は…
ワークウェア/アートスペース・オーナーさん
パーカッショニスト/歯科医師さん
スタイリストさん
モデルさん
カメラマンさん
ボーカリストさん
レコードショップ店主さん
広告営業ウーマン
ジャズ・ベーシスト
編集関係者…
などなど、多彩で多才、
かつオシャレな人物ばかり。

多くの刺激を受け、
外的、内的、さまざまな面における感化がありました。

また、普段、お会いすることはあっても、
プライベートではなかなかお会いする機会がないかたとの交流は新鮮で、
最近ではあまり抱くことのないドキドキがありました。

ほんとうに、ありがとうございました!


当日は、MAMBO CAFEさんの店長さん、
キッチン、ホールを担当されるスタッフさんに
陰で支えていただきました。
大変お世話になりました。
ありがとうございました!

MAMBO CAFÉさんは、
普段も24時まで営業されています。
また、ランチ営業もされていますので、
お近くに行かれたときは、ぜひぜひ。


さて、このイベントでは僕がDJしていますので、
この場で、選曲の内容について、ちょこっとご紹介いたします♪

第1回目ということで、
イベントの概念を形成すべく、
DJは僕1人で取り組むことにしました。

オープンから2時間くらいは、
巷間言われているところの“ジャズ”な音楽をプレイしました。

イベント名にある“ジャズ喫茶”から抱かされるイメージを
裏切らないスタート地点だと考えたからです。

もう少し詳しく書きますと…
スピリチュアル・ジャズに始まり、
モダン・ジャズをブリッジとして、ニュー・ジャズへとリンクさせていきました。

このセクションにおける前半は、
内省的やストイックといった印象を持つ、
静謐な作品が多かったように思います。

実際、これらの楽曲に携わっているミュージシャンやプロデューサーに
そういった精神性があるのでしょう。
作品は、その自然な発露と言えます。

また、メロディの音階的起伏が緩やかであったり、
登場する楽器の数が少なさを共通に選曲したため、
そのようなイメージが膨らんでいったのかもしれません。

後半は、吉澤はじめさんやSleep Walkerといった、
現在のクラブ・ジャズ・シーンを牽引するアーティストを大胆にフィーチャー。


そして、
打ち込み(コンピュータによってプログラミングされたドラムやベース)
を軸に作られたジャズへと移行していきます。

打ち込みに固有な無機質なテイストと、
上モノ(ビートの上に重ねられる諸楽器の音色)
を構成する生音(“打ち込み”に対して、コンピュータではない、実際の楽器音)
のあたたかい音像が絶妙に絡むサウンドを意識してチョイスしました。

そんな特長を公約数とする、
ラウンジーでアブストラクトな音楽でつなぎ、
ブロークンビーツへと流れを作ってみました。

ブロークンビーツとは、文字通り、
壊れたビート=変拍子を意味します。

チープな音作りと、キャッチーなアイコンを用いて乱発される、
ポップスといっても差し支えのない、名ばかりのハウス・ミュージック。
そんな、マンネリ音楽がメインストリームに蔓延っているため、
“ブロークン”なビートは、まさに一般リスナーが抱くダンス・ミュージックの概念を
“壊して”くれると思います。

もちろん、良質なイベントでは、
知的な味つけが施されたハウスを楽しむことができます。

翻って、なぜ、僕がブロークンビーツを選曲するのか。
それは、ジャズであるから、との認識があるからに他なりません。
ブロークンビーツというリズム・フォーマット、
そしてそれが放つ攻撃的/ラディカルな側面が、
現代におけるジャズの先端であると確信するからです。


そのような解釈を抱く僕のジャズ観は、
ジャズ・レーベル、Blue Noteの歴史をふりかえると、
お伝えしやすいように思います。

ご存知のように、その初期の作品にたいしては、
ジャズといえば4ビート、4ビートといえばジャズ、といった感じです。
(一般的な印象です。)

しかし、70年代になると、Mizell Brothersの名義で活躍した、
Larry MizellやFonce Mizell、その他いろいろなプロデューサーによって、
様々なリズム・セクション繰り広げられ、
古参のジャズ・ファンには敬遠された、
電気楽器もふんだんに導入したプロダクションが生み出されました。

現在では、当たり前のように“ジャズ”に分類されているこれらの作品は、
当時はジャズとは懸隔した存在として扱われていたのです。
あまりに先進的な発想で形成されたもんだから、
拒否を免れなかったのかもしれません。

しかし、寛容なリスナーや、オープンマインドな批評家たちによって、
正視眼での評価が進むと、
それらは、ジャズの新しい形として認識されていったのです。

ここに列挙したのは、ジャズ史における革命の、ほんの一例です。
ジャズでは、たくさんの実験=革命が行なわれてきたのです。

つまり、ジャズは、革命の堆積からなるジャンル、
と言えるのです。

南北戦争の終結後、
軍楽隊の楽器が市民に払い下げられ、
音楽的教養なき者たちによって、突如、誕生したジャズは、
その成り立ちが、革命であったとも言えます。

しかし、時を経ていくとともに、
鈍磨していく側面もあるのです。

今や、サックスの音色が聴こえただけで、
“ジャジーな”といった形容がなされたりすることがあります。
そんな、チープな物差しで“ジャズ”であるとジャッジされることに、
違和感を覚えます。

それがジャズであるか否かは、
そこに実験性、革新性、創造性
――平たく言えば“カッコよさ”
が存在するかどうか、という角度で判断されるべきなのです。

このことに照らして、
ブロークンビーツは明らかにジャズと言えるのです。

えっ?
フライヤーに、
ソウル、ファンク、フュージョン、ブラジル…
といったジャンル名も列記されているじゃないかって?

実は、これらも、ジャズの要素を多分に含む音楽なんです。
そのエッセンスを見出し、選曲します。

また、別の角度から表現すると、
“聴き方がジャズ”という言い方も可能かもしれません。

ということで、
もちろん古いジャズもプレイします。


選曲の話題に戻ります。
ブロークンビーツのあとは、
R&BやHIPHOPの影響が強いナンバーを通過し、
エンディングにかけてはアフターアワーっぽく、
クラシックなソウルやブギー、ディスコ・テイストあふれるも内容に。

…と、少し長くなりましたが、
こんな感じでした♪


次回は、また違った趣向で、
喫茶なクラブ・ジャズの世界観を作ってみたいと思います。

古いソウルやファンクなどにもフォーカスする予定ですので、
お楽しみに。

また、オープニングのDJに、
Nu Jazzバンド、jazzactiveの岡本洋平くんを迎えます。
jazzactive HP

彼が、どんなジャズを選曲してくれるのか、楽しみです。
ぜひ、みなさんも、その世界観を味わいに来てください!


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クラブ・ジャズ喫茶[モア] Vol. 2
2010.11.12 Fri.
@MAMBO CAFE(
http://www.shan-gri-la.jp/mambo/
20:00 - midnight
Entrance: free

DJ: 松本大輔 (More Project)
Opening DJ: 岡本洋平 (jazzactive)

ジャズ、ソウル、ブラジル、ハウス、ブロークンビーツ、R&Bなどなど…
クラブ・ジャズというスタイルが持つ、幅広い音楽性にフォーカス。
かつ、ソファ/チェアに座って、
ゆったり味わえるサウンド=喫茶な楽曲をセレクトします。

第二弾となる今回は、
関西の若手ニュー・ジャズ・バンド、jazzactiveで
リーダー兼ベーシストを務める岡本洋平がオープニングDJに登場。

旧譜のジャズはもちろん、最新のヨーロピアン・ジャズにも明るく、
さらにはテクノをも網羅するそのセンスは、弱冠24歳とは思えぬ博覧ぶり。
“喫茶”を縦糸に、そのような音像が織りなされるのか…注目です。


岡本洋平 (jazzactive)
関西を拠点に活躍するニュー・ジャズ・バンド、
jazzactiveのリーダー/ベーシスト。
“時代の流れを汲んだ音楽の、あるべき姿を提示すること”
をコンセプトに、ライブや制作を展開している。
DJとしては、新旧問わず、
現代の感覚にマッチする硬派なジャズを中心に選曲。
エンジニアとしての顔も持つ。
http://jazzactive.net/

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2010年10月8日金曜日

「クラブ・ジャズ喫茶[モア] Vol. 1」


先日、お知らせしましたイベント、
「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」
が、いよいよ本日=10月8日(金)、開催です♪

カフェにて、
お茶やコーヒーのお供となるような、
ゆったりと聴いていただけるサウンドを選曲します。

時間は20:00 – midnight。
お仕事や学校終わりの、
そのままのテンションでお越しください。

エントランス:フリーですので、 お気軽に♪


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クラブ・ジャズ喫茶[モア]
2010.10.8 Fri.
20:00 - midnightEntrance: free
DJ: 松本大輔 (More Project)
ジャズはもちろん、ソウル、ファンク、フュージョン、
さらにはブラジルやラテンの音源、そしてハウスやブロークンビーツ、R&Bなどなど…
クラブ・ジャズというスタイルが持つ、幅広い音楽性にフォーカスします。
ソファー/チェアーに座って、
じっくりと味わえるサウンド=喫茶な楽曲をセレクト。
充実のドリンク&フードとともにまったりとお過ごしください。

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こちらもどうぞ…♪

2010年10月6日水曜日

SBB 着想

選曲シリーズ、
「SBB」
をスタートします。

「SBB」とは、
「Self Back to back on Blog」
の略です。

文字通り
“ブログ上の自己バック・トゥ・バック”
という意味です。


では、
バック・トゥ・バックとは。

辞書を引くと、
[名]((~s))((英略式))背中合わせの裏長屋.
━━[形]((限定))[副]背中合わせの[で];連続した[して],たて続けの[に].
(eプログレッシブ英和中辞典)
とあります。

ここでは、
2つ目の意味から派生した、
DJ文化のことを指します。

異なるDJが、
交互に楽曲をチョイスし、
プレイしていくというものです。

こう書くと、
ただ単に、2人のDJが順番に音楽をかけていく
という状況を想像しがちですが。。

実は、
DJ=音楽を熟知する者同士による、
音楽の対決なのです。


相手がプレイした楽曲にたいして、
ジャンルでつなぐのか、
レーベル関連で続くのか、
プロデューサーに共通項を見出すのか、
リズムで移行するのか、
同タイトルのカバーで対抗するのか、
タイトルや歌詞からインスパイアされたものを提示するのか、

無数にある“つながり”から、
どれを選択し、
自身のカラー/スタイルを打ち出していくか。

という行為なのです。

なので、
そのDJの知識や音楽遍歴、ミュージック・ライブラリ…
といったものが総合された、
“センス”が露呈するのです。

すなわち、音楽における、センスvs.センスの、
知的な対決ですね。


そんなback to backを
selfで行なうことによって、
僕の、音楽に関する思考・志向・レコメンドといった…
つまり、本ブログのテーマである「告白」を
アウトプットしていくことができれば、と思っています。


具体的には、
まず、iTunesを立ち上げ、
再生パターンを「シャッフル」に設定。

ここで使用するiTunesは、
もちろん僕が所有するものです。

こうすることによって、
選ばれる音源が、自分が持っているものに限定され、
完全に自分自身との対決になります。

次に、再生ボタンをクリック。
iTunesが選出した楽曲が再生されます。

そのサウンドを聴いて、
今度は僕自身が、次の曲を選びます。

次回からスタートします♪

どんな世界観が構築されていくのか。。
自分でも楽しみです♪

2010年10月1日金曜日

開店!


喫茶店を開店します。

いや、正確には、
ジャズ喫茶を始めます。

ちゃんと言います。笑

「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」
というイベントをスタートします。


クラブ・シーンにおけるジャズは、
その発端には、DJによる新たなジャズの解釈が
関係しています。

すなはち、
ジャズ=聴くもの
という解釈を
ジャズ=踊るもの
という概念で捉えるということです。

そして、その概念を
DJたちは、クラブやパブといった場所で
選曲という行為を通じて披露していきました。

主にビバップやハードバップから
ダンサブルな要素を見出したのがPaul Murphyという人物。

そしてPaulが、
自身のレジデントの後釜に指名した人物がGilles Peterson。

Gillesは、
フュージョンやジャズ・ファンクといった
エレクトリック色を含む、70年代の音色にも着目していきました。

彼が、後にPatrick Forgeとともに手がけるイベント
「Talkin` Loud & Saying Something」では、
ソウルやディスコ、ブラジリアン…
などの多彩なサウンドが選曲されるようになります。

この、
ジャンルではジャズと呼ばれていなくとも、
そこにジャズの要素を抽出すればプレイしていく
というスタンスが
現在、クラブ・ジャズと言われている音楽スタイルを生み出すのに直結する
原初の行為なのです。

これらは、1980年代末期に
ロンドンで端を発したムーヴメントですが、
その後、ドイツをはじめとするヨーロッパの地域はもちろん、
アメリカや、ここ日本においても
広がりを見せていきます。

そして、
いまや、TSUTAYAにおいても、
いちジャンルとして分類されるほどに成熟/定着しています。

つまり、
ジャズで踊るというスタイルが
一般化したということです。


そんな状況を鑑みて、
あえて、逆の視座=リスニング志向なジャズという趣向で
クラブ・ジャズという世界を眺めてみようというイベントが、
「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」
なのです。

お茶やコーヒーのお供となるような、
ゆったりと聴いていただけるサウンドを選曲しますので、
お仕事や学校終わりの、そのままのテンションでお越しください。

会場はカフェ、
時間は20時~、
そしてエントランス:フリー
ですので、
ホントお気軽に♪


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クラブ・ジャズ喫茶[モア]
2010.10.8 Fri. @MAMBO CAFE(http://www.shan-gri-la.jp/mambo/
20:00 - midnight
Entrance: free
DJ: 松本大輔 (More Project)

ジャズはもちろん、ソウル、ファンク、フュージョン、
さらにはブラジルやラテンの音源、
そしてハウスやブロークンビーツ、R&Bなどなど…
クラブ・ジャズというスタイルが持つ、幅広い音楽性にフォーカスします。

ソファー/チェアーに座って、
じっくりと味わえるサウンド=喫茶な楽曲をセレクト。
充実のドリンク&フードとともにまったりとお過ごしください。

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2010年9月28日火曜日

自己紹介

“自己紹介を記していく”
と書いてから、
3か月もの時間が過ぎてしまいました。

その間に
誕生日を迎え、
30歳となりました。

ということで、
プロフィールは、
まずは誕生日から記すことにします。

1980年9月25日に、大阪で生まれました。
以来、ずっと大阪に住んでいます。
正座:てんびん座
血液型:O型
好きな食べ物:うどん
ぐらいにしときましょうか。笑
小出しにいきます。笑


上記の誕生日は、
人間・松本大輔が誕生した日。

“音楽人間・松本大輔”が誕生したのは、
小学5年のときです。


当時、よく遊びに行っていた、
友達の家でのこと。

その友達には、
高校生くらいの、すごく年上の兄がいて、
その人の部屋からは
いつも一風変わった音楽が聴こえてきたのです。

ある日、
ある曲が耳朶から離れません。

子どもなりに、
この気持ちは父親に打ち明けるべき、
と判断。

頭に残っているメロディを披露すると、
1枚のアルバムを持ってきてくれたのです。

それは
「Please Please Me」The Beatles
でした。

このときから、
The Beatlesに夢中になったのです。
即ち、音楽に開眼したのです。

The Beatlesは
中学校を卒業するまで、ほんとうに毎日聴いていました。

そして、その間に
音楽を知らなかった僕に、
その楽しみ、深み、広さを教えてくれたのです。

なので、
The Beatlesは
音楽人間・松本大輔の“生みの親”なんです。


高校生では、
“親戚のおっちゃん”や、“おじいちゃん”に感化され、
19歳で、ついに“育ての親”=音楽の師匠
に出会うことになります。。
続きは、次の機会に。。

2010年7月1日木曜日

More Project=松本大輔です

More Project=松本大輔のブログを始めました。


タイトルは“The Confession Of The More Project”。
文字通り、“告白”を記していこうと思っています。


告白とは、
僕が手がけるブログのタイトルであるだけでなく、
僕の生き方、活動のテーマでもあります。


なぜに、テーマに据えているのか。


その内容が愛であれ、何であれ、
告白には、一切のウソ、偽りが存在しません/できません。


そんな意味をもつ
「告白」をテーマに掲げることで、
“自身のセンスにたいして、絶対の正直を貫く”
との、理想のスタンスを堅持しようとしているのです。


仕事のこと、
ライフワーク=音楽に関する雑感・考察・批評・告知、
グルメ、映画、ファッション、鉄道…


自身に内在する、
様々なベクトルに感応した内容を
ストレートに記していきます。


告白=コクるということなので、
ときには、愛する人への想いを綴ることもあるかもしれません。。笑


ともあれ、
僕のパーソナルな面を
書いていくことができれば、と思っています。


個人的なコンテンツになりそうですが、
どうぞよろしくお願いします。






 2010.7.1 松本大輔 (More Project)