2012年8月20日月曜日

「クラブ・ジャズ喫茶[モア]-SUMMER SPECIAL-」


イベント「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」、
リニューアル・スペシャルに続く、3ヶ月連続スペシャル企画の第2弾は…
SUMMER SPECIAL!!

えっ!?
もう秋じゃないかって…?

たしかに、
開催日の2012.9.14 Friは、
暦のうえでは秋です。

でも。
気候的にはどうでしょう。。

実は、
昨年の9月に開催した[モア]も
夏を全面に出したコンテンツを展開したんです。

実際、
その日の気温は…
最低:26℃ 最高:33℃。
(出典:weathernews)

前後の週も、
熱帯夜が続き、
最高気温も真夏日が記録される日々でした。。

ということで!
今年=2012年の9月も暑いであろうとの予測のもと、
あえて SUMMER SPECIAL を敢行します!

残暑というと、
しつこい感じとともに不快感が充満していますが…
今回の豪華なラインアップと企画は、
きっと“楽しむための残暑”にしてくれるでしょう!!


出演者は…

■Special Guest DJ:松田光司 (Seditional Jazz)
関西のクラブ・ジャズ・シーンの重鎮。
92年にDJをスタートし、同時に数々のパーティーをオーガナイズ。
旧音源とニューリリースのサウンドを織り交ぜるスタイルは、
シーンで瞬く間に話題になりました。
と、そんな側面のみを記述すると、
なにやらストイックな印象を抱かれるかもしれませんが…。
実は、とっても人懐っこいキャラクターなんです。
僕みたいな端くれにも、自ら声をかけきてくださるんです。
そして、音楽の話題はもちろん、
グルメ、ファッション、スポーツ、そしてお笑いと、
引き出しの多さとそれぞれの見識の深さで圧倒し、
かつ楽しませてくれる人物…それが松田さんなのです。
サングラスをかけておられることが多いので、
一見、強面かもしれないですが、
直後に、レンズのむこうに在るあたたかい眼差しを知れば…
すでにあなたは、松田アニキのファンでしょう。


■Ryo (fresh mode)
2011.7.8に開催した、
「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 10」以来の、
約1年ぶり登場です。
今回の選曲のハイライトは、
Ryoさんの拠点・神戸にて共にDJを展開する、
Ryoさんの師匠・松田氏との共演。
先日、三ノ宮で開催され、
熱狂に包まれた「ラテン熱帯夜」の首謀者
=Ryo × 松田光司による、
あの熱気、あの熱狂が、再びMAMBO CAFEでーー。


■Masahiro HAMO Matsuo
関西のジャズ・パーティーに必要不可欠な存在。
肩書きはパーカッショニストですが…
打楽器に加えて、
吹く・こする・振る…などの、あらゆる楽器を駆使し、
時には身振り・手振りで、
そして演奏終了後にはトークで盛上げる
“ハモやん”こと松尾氏は、
パーカッショニストの範疇を超越しています。
間近で繰り広げられる打撃を、ぜひ体感しにきてください!


■Mais Um!
ブラジルで誕生した格闘技・カポエイラ。
その型の、華麗で美麗でアクロバティックな動きは、
演舞として刮目され、やがて音楽とのコラボレーションによって、
スポーツ/エンターテインメントに昇華していきました。
そんな文化を広めんと、
ビジュアライズに重点を置いたパフォーマンスを展開しているのが、
Mais Um!の面々。
メンバーとは、数年前に、大阪・島之内にあるバー、
大阪メロンで偶然知り合いました。
同時に、カポエイラのパフォーマーであること、
そしてブラジルへの深い愛情を知った僕は、
いつか、我がイベントにブッキングしたいと思っていました。
僕の、念願のカポエイラを、皆さんもお楽しみに♪


■びりか
彼女も、
大阪メロンで出会った人物。
銅版画作家として制作活動を続ける彼女ですが、
レリーフ、切り絵、焼き物などなど、
あらゆる表現が可能で、しかもそれらを即興的に魅せるんです。
徹底的にこだわっているのは、アナログであること。
立体物を制作するときも、PCを用いた設計は行なわず、
ぶっつけで進めていくようです。
そんなスピリットが生み出す作品は、
やはりプリミティヴそのもの。
アナログに生きるゆえ、HPやblogは存在しませんので…
過去に、僕が購入した陶器と、
今回のイベントのため創作してくれたガラスのアートを
ご覧ください。
陶器


■Akihide aka NAGAMU
リニューアル・スペシャルにて発足した<Rotation DJ>。
今回は、“ナガムー”ことAkihideさんが登場です。
フューチャー・ジャズと呼ばれた、
クラブ・ジャズ黎明期におけるタイトルのコンプリーター、
ナガムーさんがプレイするサマーな音源とは!?


以上の、
豪華ゲストDJ/パフォーマー/アーティストで
お送りします!


ところで、
今回は“SUMMER SPECIAL”ということで、
夏を感じるファッションをさがしているのですが…

注目していた海パンがソールドアウト、
友人のショップに行くも、ブーメランタイプの取り扱いがないなど…
なかなか良い水着が見つかりません。笑

ので、
とりあえず、
10年ぶりに買ったサンダルで行くことにします。笑


残暑を楽しみに、
2012.9.14 Friは
ぜひ「クラブ・ジャズ喫茶[モア]-SUMMER SPECIAL-」
at MAMBO CAFEにお越しください!!



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More Project presents
「クラブ・ジャズ喫茶[モア]-SUMMER SPECIAL-」

2012.9.14 Fri
@MAMBO CAFE (Umeda, Osaka)
20:00 - midnight
Charge: ¥1500 (with 1drink)(予定)

Special Guest DJ: 松田光司 (Seditional Jazz)
Guest DJ: Ryo (fresh mode)

Live Percussions: 松尾正寛 aka Hamoyan
Capoeira: Mais Um!
Exhibition: びりか

Rotation DJ: Akihide aka NAGAMU (Future Classic)
Resident DJ: 松本大輔 (More Project)



南国エッセンス満載のSUMMER SPECIAL!!

★ パフォーマンス:カポエイラ ★
★ ライヴ・パーカッション ★
★ エキシビジョン:銅版画・レリーフ ★
★ DJ:ラテン熱帯夜コンビ from 神戸 ★


■松田光司 (Seditional Jazz)
92年にDJを開始以来、地元・神戸を根城に選曲を展開し続ける。旧譜から新譜まで、あらゆる音源からジャズを見出して混交するプレイ・スタイルは、オーディエンスはもちろん、DJをもロックする。関西ジャズ・シーンに交わる、あらゆる人間にとってのアニキ的存在。主催イベント:「Seditional Jazz」@troopcafe(神戸)。

■Ryo (Fresh Mode)
中学生の頃、海外のロックを耳にして音楽に開眼する。その後、橋本徹 (SUBURBIA)・沖野好洋 (Kyoto Jazz Massive)の価値観=“ソウルやジャズで踊る”との出合いを機にDJをスタート~現在に至る。レギュラー参加イベント:「FRESH MODE」「Hu-La-Loop」

■Akihide aka NAGAMU (Future Classic)
クラブ・ジャズDJ。中学生のときに経験した、テレビで流れるフュージョンと、アーティスト・INCOGNITOの影響により、クラブ系のジャズに没頭する。以後、レコードのディグとDJを継続。理容師の顔も持つ。

■松尾正寛 aka Hamoyan
パーカッショニスト。嗜好/志向する音楽性は一貫してジャズ。特に、クラブ文脈におけるそれにインスパイアされた打撃スタイルは、バンドとのアンサンブルはもちろん、DJとのセッションにおいても異彩を発揮している。

■Mais Um!
カポエイラ集団。ブラジルの格闘技であるカポエイラを、“魅せる”ことに意識して大阪を中心に活動中。「One More」の意を持つクルー名“Mais Um!(マイズウン!)”は、“もう一度観たい!もう一杯飲みたい!と思わせる”との、彼女たちの信条からネーミングされている。

■びりか
銅版画作家。銅版画やレリーフ、焼き物に針金細工など表現法は多彩。30ヵ国を歴訪した、2002~5年におけるバックパッカーの経験が脈打つ作品には、いずれもプリミティブな感覚と深い思索によって得られた精神性が同居している。今回の展示作品には、サハラ砂漠への旅(2012.6)からのインフルエンスが強く反映しているとのこと。


□メニューブック&リクエスト
出演DJ陣によるレコメンドを掲載したメニューブックを設置。
気になる曲があれば、リクエスト受付中♪♪

□MAMBO CAFE
大阪市北区大淀南1-1-14 2F
06-6343-8602
http://www.shan-gri-la.jp/mambo/

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2012年8月7日火曜日

インタビュー:池之上義人 (ジャズ喫茶 jamjam)



2012.8.10 Friに開催の、

同イベントに
スペシャル・ゲストDJとして出演していただく、
ジャズ喫茶 jamjamのマスター・池之上義人さんへのインタビューを
お送りします♪

今年(2012年)5月に還暦を迎えられ、
ますます渋味を増し、
ますます滋味を深め、
ますますパワフルなマスターから発せられる言々句々は…
すべてのジャズ愛好家が刮目し、
精神の奥底に刻むべきスピリットにあふれています。

早速ご覧ください!



*****


■マスターとジャズ

__ジャズとは、いつ、どのように出合ったのですか?

大学時代に初めて行ったジャズ喫茶で、コルトレーンを聴かされて打ちのめされました。それからは、寝てもジャズ、起きてもジャズでしたね。写真の仕事をしながらも、ファインダーには常にジャズがありました。

__好きなアーティスト/楽曲/LPはありますか? また、それはなぜなでしょうか。

好きと言えるものは数えきれませんが、敢えて言いますと“ジョン・コルトレーン”(アーティスト)かな? その「至上の愛」。誰もが知ってるLPです。理屈じゃないですね。未だに理解できないです。 


■マスターとジャズ喫茶

__ジャズ喫茶をオープンしようと思ったキッカケは?

まあ、若気の至りでカメラマンを目指していたんですが、ドロップアウト。初めてのジャズ喫茶経験から、そのイメージがいつも頭によぎっていました。就職してからもジャズ喫茶通いが続き、気がつけばジャズ喫茶を始めていた。〝当然なるようになった”ということでしょうか。

__“jamjam”というネーミングには、どんな想いが込められているのですか?

ジャムですね。いわゆる苺ジャムです。「人種、イディオロギー 、宗教を超え、ジャズという中でごちゃ混ぜになって楽しもう」不遜ながら、そういう気持ちからネーミングしました。同じ語句の繰り返しは覚えやすいように(笑)。

 __現在の、お店の形態や特徴を教えてください。

店の形態は〝ド・ジャズ”を大音量で聴いていただくこと。コーヒー、アルコールを飲みながら、思いっきりジャズに浸っていただくことですね。中途半端にレコードはかけません。真剣勝負でかけています(疲れますけどね)。


■マスターと選曲/DJ

__お店の選曲について、テーマはありますか?

ジャズ喫茶として皿を回す時には、メインストリーム物を中心に載しています。DJ時でもそうですが、緊張と弛緩はいつも冷静でいるつもりです。テーマとしては“生きるジャズ”でしょうか?

__なぜDJをしようと思ったのですか?

30数年間ジャズ喫茶をしていますが、DJイベントを初めて体験し、「あっ、僕のしたかったことはこれだ!」と気づきました。ジャズの楽しさが、ダイレクトに伝わってきたんです。

__DJをされるときのテーマを教えてください。

ジャズは決して古きにあらず。いつも進化し、人に活力を与えてくれるもの。そう信じて回しています。


■マスターの人生

__マスター人生において、忘れられない人や事はありますか?

60年生きてきましたから、それなりにややこしい事や素晴らしい出会いなどありましたね(笑)。ジャズ喫茶で聴いた「至上の愛」コルトレーン)。ラジオから流れてきた「エクスプロレーションズ」ビル・エバンス)。この二つの出会いが今の僕です。あと、儲けにもならないジャズ喫茶を続ける僕を応援してくれた彼女たち(故人)。

__長きにわたって、ジャズ喫茶を運営してこられました。なぜ続けることができたと思いますか?

いつも、「もう辞めよう、辞めよう」と思っていましたよ。でも「僕の出来ることはこれしかないし、二足のわらじは履きたくいない」「ジャズで生きよう」と思って続けています。


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マスターに出演いただく
「クラブ・ジャズ喫茶[モア]-RENEWAL SPECIAL-」は、
日時 2012年8月10日(金) 20時~
会場 MAMBO CAFE
です。

ぜひお越しください!!


詳しくは…