2011年6月30日木曜日

「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 10」


2011.7.8 Friに開催の“Vol. 10”は

「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」初となる、

神戸のDJが登場です。


その名は…Ryoさん。


学生時代にプレイを開始し、

神戸を拠点に活動を続けること15年。

関西のジャズ・シーンを支え続けてきた、偉大な人物です。


現在は、

ジャズ/クロスオーバーDJとして

活躍されていますが、

実は、音楽に興味を抱いたキッカケはロックだったとか。

(詳しくは、後日アップスするメール・インタビューをどうぞ♪)


そして、

いわゆるバンド・サウンドを探っていくうちに、

ブラック系の音にも目覚めたのだそうです。


その後、

橋本徹氏による“フリーソウル”、

沖野好洋氏 (Kyoto Jazz Massive)による”Freedom time”

といった“ジャズやソウルで踊る”という概念に触れ、

価値観が逆転したのだそう。



そういったバックボーンは、

僕と、とっても似通っているんです。


だから、

以前から仲良くしてもらっていて、

今回お願いすることになった…のではないのです。


実は、

Ryoさんとお話するようになったは、

2010年の後半からだと記憶しています。



大先輩にむかって、

非常に偉そうな言い方なのですが。。

あるとき、“この人、おもしろいな”と感じたんです。


それは、

まだ、どこかで出会ったら挨拶をする、

という程度の間柄であったときのことです。


イベント「Freedom time」@NOONの

2nd floorでご一緒にDJする機会がありました。


通常は、タイムテーブルが決まっていて、

それぞれのDJが交代でプレイしていきます。


が、このとき、

あるDJが仕事の関係で到着が遅れたのです。


“どうしようか…”と、

困った表情の責任者・フルタニさん。


僕は、思い切って、

RyoさんにBack to Backを申し出ようと思いました。


神戸のジャズ・イベント、

「Seditioanl Jazz」@Troop Cafeに

レギュラー出演されていることを知っていた僕は、

経験値が高いDJと、選曲で交流する絶好のチャンスだと思たのです。


すると、

Ryoさんのほうから

“Back to Backやれへん?”と。


ビビッときましたね。笑


もちろん、快諾しました。

細かい内容は憶えていませんが、

非常に短時間のうちに、

様々な音楽性が盛り込まれてたのを記憶しています。


前出の“おもしろい”と感じたのは、この時でした。


いつかプレイするかもしれない、

と思って、常に潜ませつつも、

これまで一度もかけることがなかった

ビッグ・バンドのジャズを選曲する流れがやってきたのです。


自分ひとりのDJでも、

かけようと思っても、なかなか かけれなかったのに。。

理論を超越した何か…

そう、センスを感じさせられました。



そんな背景があり、

一気に仲良くなったというか、

僕が気になり出した感じですね。


お互い日本語を話す人間なのに、

先に、音楽を通じて接近する。

なんとも、ミュージック・ラバーな僕たちらしい

エピソードだなと思っています。



ありがたいことに、

Ryoさんは僕のことを気にかけていただいてたようで、

“クラブ・ジャズ喫茶”って、どんな感じなん?

と聞いていただいたことがあります。


リスニング志向で展開していることをお話すると、

“そうそう。フロアでかけたいけど、

なかなか機会がない曲って多いねんなあ”と。


聞くと、

そんなこんなで、十数年経っている、と。

それはもう、

披露していただかないといけないでしょう!


ということで…

10年以上もの時間をかけて、

Ryoさんのライブラリに蓄積している“非ダンス・フロア・ミュージック”を

今宵、一気に披露していただきましょう♪



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「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 10」

2011.7.8 Fri

@MAMBO CAFE

20:00 - midnight

Entrance: free=入場無料


Guest DJ: Ryo (Seditional Jazz)

Resident DJ: 松本大輔 (More Project)



Ryoが直視する

着席スタイルな「ジャズ」と「ソウル」



ジャズ/クロスオーバーDJを標榜しながらも

常にヒップホップを意識し、


ソウルフルをキーワードに掲げながらも

常時ビートに重きを置き、


実はルーツ=ロックなRyoが…


今宵は真正面から“ジャズ”“ソウル”を見つめます!



“ダンス・フロアでは聴く機会が少ないであろう良質な音楽”

をテーマに、

自由度高く繰り広げる、リスニングな選曲に注目!



◆家聴きフェイバリット・チューン by Ryo◆

Ordinary Joe - Terry Callier

A Little Soul - Pete Rock

Love Movin (inst) - J.Dilla

Mellow Madness - Quincy Jones

Love Love Love - Danny Hathaway



Ryo (Seditional Jazz)

ジャズ/クロスオーバーDJ。学生時代より、神戸を拠点に活動中。中学時代、ロックによって音楽に覚醒すると、ハードロックなどのバンド・サウンドを貪欲に漁っていく。高校時代には、ベック、ジョン・スペンサー・ブルースエクスプロージョン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなどのミスチャー・サウンドから、趣向はヒップホップやそのネタとなるソウルやジャズをはじめとするブラック・ミュージックへと傾倒。同時に、Kyoto Jazz Massive・沖野好洋氏が展開するイベント「Freedom time」、橋本徹氏による「free soul Underground」を通じて“ソウルやジャズで踊る”という概念に触れ、価値観が逆転。そして、その衝撃を伝えるべく、学生時代にDJを開始、現在に至る。レギュラーで参加しているイベントは「Seditional Jazz」(不定期開催@神戸troopcafe)、「FRESH MODE」(不定期開催@北野der kiten)、「Hu-La-Loop」(奇数月第三土曜@三宮Soul Blood)。1978年生まれ。兵庫県三田市出身。O型、魚座。好物は粉物。




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2011年6月19日日曜日

「Freedom time 15th」


2011.6.25 Satに開催の

「Freedom time」@NOONは、

15th anniversaryパーティー♪


また、今回は、

主催者・沖野好洋さん (Kyoto Jazz Massive)が

大阪・南船場で経営されている

レコード・ショップ/レーベル<Especial Records>の

13th anniversaryも兼ねて行なわれます♪♪


ということで、

「Freedom time」でよくかかっていた音楽

=ジャズ、ブラジリアン、フーチャージャズといった

“フリーダム・クラシックス”

からリリースされているアーティスト

=Sleep Waker、Hajime Yoshizawa、Root Soul、Shuy Okino

たちのテッパン作品や最新音源

大胆に選曲されるかも!?



そして、

上記のダブル・アニバーサリーに花を添えるアーティストが、

海外から駆けつけます!!


Mark de Clive-Lowe(キーボーディスト from LA)

NIa Andrews(ボーカリスト from LA)

が参加し、

ライブを披露!!


Mark de Clive-Loweは

マークとの愛称で親しまれる、

ジャズ/クロスオーバー・シーンの重要人物。


オリジナル作品はもちろん、

ボーカリストのプロデュースや

他者作品のリミックスなど多岐にわたる活躍で、

非常に多作なアーティストです。


また、その作風は

全編においてジャズの臭いを感じさせるものの、

ソウル、フュージョン、ハウス、テクノと多彩な音楽性で表現され、

さらにそれらは

アップリフティング、アンビエント、スピリチュアル、ラウンジー…

などの多種な方向性をもっています。


そんなマークは、

“現代版ハービー・ハンコック”

と紹介しても、

決して過言ではないと思います。


でも、

ボーカリストとのコンビネーションによるライブだから、

生の表現には限界があるんじゃないの??

という気持ちを持たれるかもしれません。


たしかに、

純粋に、キーボード+ボーカリストなら

同時に出力する音数は限定されるでしょう。


しかし、

Mark de Clive-Loweは違います。


もういちど言います。

“現代版”のハービー・ハンコックなのです。

ジャズの概念は進化し、

その世界観は深化しているのです。



MPC=ドラムを打ち込む機材

Rhodes=あたたかい音色が特色の電気ピアノ

などを駆使して、

その場で、次から次へと音色を増やしていくのです。


僕は、彼のライブを

2度、目撃したことがあります。


いずれも、

まったく異なる内容であり、

曲によっては

その場でイチから制作していくことも。


曲ごとに、

いや、毎秒に宿る緊張感と高揚感は

ジャズ・ライブの本質を体現している、と言えます。


“ジャズ”にたいしては、

アカデミックだの、難解だの、退屈だの…

偏ったイメージが先行しがちですが、

そんなひとにこそ、

Markによるライブを体感していただきたいです。



★予習映像です★↓

Mrak plays Fender Rhodes, MPC, modulator and many keyboards.


予習映像2

予習映像3(with Nia Andrews)


予想曲

予想曲2

予想曲3


マークの手さばきを体感しに、

2011.6.25 Satは、

ぜひぜひ「Freedom time」@NOON

お越しください!!



イベントのスタートは20:00、

ライブ開始は23:00予定です。


僕=松本大輔 (More Project)は、

ラウンジ・スペースでDJします♪



僕の

メール twitter facebook mixi

または、このblogを通じて一報いただければ、

adv. 3,000円 door 3,500円

2000円となります♪


ご連絡、お待ちしています!!



主催者・沖野好洋さん (Kyoto Jazz Massive)も

Freedom time 15 thについて、

blogで綴られています♪


イベントのへの想い、記憶、

そして今回の情報などが盛り込まれた内容です。

ぜひ一読ください。

※予習素材も満載です

「FREEDOM TIME 15周年」



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「Freedom time」

2011.6.25 Sat

@NOON

START: 20:00

LIVE: 23:00〜


adv. 2,500yen (1D)

door 3,000yen (1D)


Guest Live Stage:

MdCL REMIX:LIVE

Mark de Clive-Lowe + Special Guest Nia Andrews


Resident DJ:

Yoshihiro Okino (Kyoto Jazz Massive / Especial Records)

Yoshihisa Fujii (Cool To Kool / Kyoto Jazz Meeting)

Takaharu Furutani (Digmeout)

Plus

Masatoshi Nakagawa (echo music)


Lounge Space DJ:

Ryo Tanaka (Flicka / echo)

Koichiro Murakawa

Daisuke Matsumoto (More Project)

Shogo Takehiro

Shinji Okano (digmeout ART&DINER)


Food: fig cafe


VJ: mossolini with GORAKU



Freedom Timeがなんと15周年を迎えました!

日頃からの皆様のサポートに心から感謝致します。


先日より現在の大阪クラブ事情の影響を受け

スタイルを変更して開催しておりますが

今回の15周年は盛大に祝いたいと思います。


今回は更に、Especial Recordsの13周年を加えた

ダブル・アニヴァーサリー・スペシャルでお贈り致します!


15周年のスペシャル・ゲストは、

Especial Recordsからのリリースを始め、

現在も勢力的にリリース / リミックスを重ねる

クロスオーヴァー・シーンの重要人物Mark de Clive-Loweが

”MdCL REMIX:LIVE”と題したスペシャル・ライブを披露します。


彼の手掛けて来たオリジナル、プロデュース、コラボレーション、

リミックス作品を、ヴォーカル・パーツと生演奏を現場でMash Upし

ライブで披露するという超エクスクルーシヴなスペシャル・ステージです!


更にヴォーカルにはLAのジャズ・シンガー

Nia Andrewsも参加します。


オープンは20:00。

そしてライブスタートは23:00。

今回も早い時間での開催となりますので皆様早めの御来場を。

是非周年のお祝いに御参加下さい!



*当日には”Leaving this Planet ”のエクスクルーシヴCD (9曲収録)を会場限定で販売します!



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2011年6月18日土曜日

【回想】「クラブ・ジャズ喫茶 [モア]Vol. 9」

フライヤーの裏面に書いたように、
ほんとうに“蒸し暑い夜”となった当日。

そんな気温/湿度と
さらに激しい雨の中お越しいただいた皆さま、
ありがとうございました。


この“Vol. 9”のゲストDJは、
当イベント初の女性DJの登場ということで、
blogやtwitterなどの告知でプッシュしていました。

いきなりですが…
僕の、執筆/音楽活動、
すなわち生きる上でのテーマは
“絶対の正直を貫く”です。

なので、
ゲストDJの選定には
まずは、その人物の音楽性が重要になってきます。

この日の村岡 彩ちゃんも、
現場のDJこそチェックできませんでしたが
(風営法による影響です。。)
初めて話したときの、
あの忌憚なく幅広い音楽の嗜好を語る姿からは
ピュアにサウンドを愛する精神が伝わってきました。

だから、依頼したのです。
なので“女性”という要素は
後から付いてきたことなのです。

でも、その美しい容姿ゆえ、
どこかでオシャレなイメージが先行していたのですが…
選曲を耳にして面食らいました。

それは、
オーディエンスの皆さんも
同様だったようです。

なかでも、
長年のクラブ・ジャズ愛好家たちが、
「男前な選曲やなあ」
「硬派やねえ」
と評していたのが印象的です。

また、今回は
ギター(2名)やベース(4名)、
パーカッショニストにボーカリスト…と、
お客さんの中にはたくさんのプレイヤー/ミュージシャンがおられました。

彼らの総評は「刺激的」。

演奏家をも納得させる選曲は、
たしかに“男前”でした。


新旧さまざまなサウンドを
固有のセンスでつないでゆき、
世界を巡って行く、というイメージでしょうか。

空間的なSEが用いられた曲が
程よい頻度でプレイされていたからだと思われるのですが、
どことなく浮遊している感覚を与えられました。

同時に、
楽器編成/音楽的には
インド、ブラジル、日本…と
ワールドワイドな展開をみせるのです。


ちなみに、
この「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」で
事前に“これはぜひ披露しよう”と準備していた曲が
ゲストDJによってプレイされる、
という事態を初めて経験しました。

蛇足ですが…
その曲とは、
Gil Scott-「Angola, Louisiana」
Milton Nascimento「Tudo o que você podia ser」
です。


面食らったものの、
プロフィール制作のためのヒアリングや
メール・インタビューで
幅広い選曲となることは予測していました。

だから、普段に増して
時間軸的な角度でのクロスオーバー性を
意識して取り組みました。

そんなこともあってか、
「次は新譜ですか?旧譜がかかるんですか?」
といった声をかけていただく場面が何度かありました。

また、選曲の内容について詳しく知りたい
とのお話もありましたので、
記憶を辿りながら…ちょこっと記したいと思います。。


(20:00〜)
「Amniotic」Electric Sheep
「Blueshift」Kirk Degiorgio
「Sixty-Seven」As One
「In The Arms Of You」As One
「Starseed」Cosmic Village
「Part 4」2000black
「On A Vibe」Kaidi Tatham
「Kanboufo」Frederic Galliano
「Never Never (Mark de Clive-Lowe Remix)」Real
「Koko + Lee Roe」Mark de Clive-Lowe
「Dreams」Politik
「Dis Yah One I Love」2000black
「What It Is」Mark de Clive-Lowe
「Inside You」Eddie Henderson
「Jammin' With Pleasure」Pleasure
「Caribou」Earth Wind & Fire
「Summer Grooves」Mirage
「Ghettos Of The Mind」Pleasure
「Just Around The Corner」Herbie Hancock
「Dear Limmertz」Azymuth
「Fairy Tales」The Crusaders


さて、
次回の「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」=Vol. 10は
2011.7.8 Friに開催です。

ゲストDJはRyoさん。
神戸を拠点に、15年もの長きに渡ってスピンし続けている
ジャズ/クロスオーバーDJです。

お楽しみに!


そして…
2011.8.12 Friに開催の
「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」は
会場=MAMBO CAFEさんの6周年を記念して
スペシャル・バージョンでお送りします!!

なんと、
ゲストDJに
Kyoto Jazz Massive・沖野好洋さんが登場です!!!

詳細は、追ってお伝えします!
お楽しみに!!