2011年6月2日木曜日

【回想】「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 7」

“Vol. 7”は
僕のソロであったにも関わらず、
フライヤーにおいては、最も反響が大きかったです。

一見したあと、
「ん? 入浴?」
「式次第??」
まずは、そんなリアクションが。

続いて、
「何すんの?」
「松本くん、DJやんなあ?」
といった問いかけが。笑


ですよね。

DJイベントで、
ここまで明確にテーマを絞り、
さらにプログラムまで設定していることなんてこと、
あまりないですもんね。


選曲は、
告知通りのタイムテーブルで
お送りしました。

・20:00 - 21:00 朝のお風呂
・21:00 - 22:00 午後の入浴
・22:00 - 23:00 夜のバスタイム
といった内容です。

この日、お配りしたコンピレーションCDの
ライナーノーツには記述したのですが…
実は、上記の時間にプレイした楽曲には、
すべてに共通する要素があるんです。

みなさん、
気づかれましたか…?

それは、
インストである
という点。


なぜインストに限定したのか…
それは、入浴というシチュエーションから得た発想なのです。

入浴という行為のなかに、
言葉は存在しません。

日進月歩で技術革新する日々にあって、
なかには、風呂場で電話する、なんて人がいるかも知れませんが…
一般的に“お風呂”といえば、
そこには言語がないですよね。

携帯電話を使えない、
という条件のみをとってみても、
いかに言葉を使用しない空間であるか
ということが判るはずです。

そんなシチュエーションを
そのまま選曲に反映すべく、
インストのみを選曲したということなんです。

“朝”では
オーガニックな旧譜を、
“昼”には
プログラミングされた、ハウシーなサウンドを、
“夜”になると
心地よい眠りを約束する、ユルいビートを
それぞれ選曲。

かつ、
いずれの時間帯においても、
リバーブやエコーが効果的に用いられている楽曲を
選んでみました。

そうです、
音の反響が大きい浴室を意識したのです。。


ちなみに、
前出の“バスタイム・コンピレーションCD”には
前述の条件を完全に体現した世界観が築かれている、
との自負を抱いています。

なお、このコンピCDは、
僕=More Projectのプロモーションとして、
大々的にアウトプットしていこうと考えています。

ので、ご興味のあるかたには、
ぜひ差し上げたいと思っております。
(この日に配布したものとは、異なる装丁となります。)

過去に手がけたコンピレーションCDも、
順次、制作していきますので、
お楽しみに♪


入浴タイムが終わってからは…
3時間も、お湯に浸かっていたせいか(笑)、
のぼせてしまったようです(笑)。

いや、サリトスが美味しすぎて、
一転、ダンサブルな内容となりました。笑

まさかのハウス、
まさかのソウル・クラシックス・タイムも飛び出したりして。笑

でも、
“いいお湯でした”“懐かしくて楽しかったです”
との、みなさんのリアクションを耳にして、
ホッとしました。。


インスト特集は、
ぜひまた展開してみようと思っています。
今度は、まったく違う切り口で。

また、半年に一度の頻度で、
レジデント・オンリー=僕のソロを開催する予定です。
特定のアーティストのみをフィーチャーしたり、
ビジュアルと連動した内容など、
さまざま検討中です。
こちらもお楽しみに♪♪