2011年5月27日金曜日

Freedom time "NEW BEGINNING"



今週末=2011.5.28 Sat.は、

「Freedom time」@NOONです♪


昨年=2010年の4月に開催された

同イベントの14周年パーティーを経たあとは、

サブタイトル的に、文言が付されています。


今回は"NEW BEGINNING"。

そう、新たなスタートです。



ご存知のかたもいらっしゃるかも知れませんが…

現在、大阪は、様々な事情により、

クラブ・シーンの存続が危機に瀕しています。


そこで、各クラブ、各イベントは、

新たなスタイルでの展開を余儀なくされているところです。


「Freedom time」も、

その例に漏れず、模索の日々が続いています。



では、一体、

何がどのように"NEW BEGINNING"なのかーー。


まず、時間。

START=20:00となっています。


そしてスペース。

バー・カウンタ付近が、

メインのエリアとなります。


これとは別に、

ラウンジ・スペースも設けられます。

(僕は、ここでDJします。)


以上です。

えっ!? これだけ!?って…??


そうです。

これだけなんです。


けれども、

以前の時間帯と環境から成り立つ

クラブでの音楽の楽しみ方は

一朝一夕にして生み出されたものではありません。


20年余もの時間をかけて、

醸成された文化なのです。

(=あの音の大きさ、あの空間の明るさ、時間帯が醸す空気…

と、選曲が相俟って誕生する、あの瞬間のカタルシス。。)


それが、

当局の意向によって、

一瞬のうちに破壊されようとしています。

事情はあれど。。


我々は、そんな時流に流されてはなりません。

いや、だからといって、闇雲に歯向かうのでは、禽獣と同じ。

あまりに短絡的です。



じゃあ、どうするのか?

そう、そこで"NEW BEGINNING"です。

始めるのです。

つまり、踏み出すのです。

すなわち、集まるのです。


“変わらへんやん”

“普通やん”

との声が聞こえてきそうです。


そうなんです。

でも、このことが、

もっとも重要なんです。


リアリティーが脈打つクラブ・シーンでは、

その場の空気がすべてです。


だからなんです。

みんなが集い、

みんなのバイブスによって空気が形成され、

新たな概念が築かれていくのだと確信しています。



とにかく、

この過渡期は、

みんなの力が合わさることで、

シーンは最善の方向に進んでいくことができるのだと思います。



みなさん、

2011.5.28 Sat.は

「Freedom time」@NOONに集合です♪



僕は、ラウンジ・スペースでDJします!

ぜひ遊びに来てください♪♪




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Freedom Time Presents

“NEW BEGINNING”

Crossover Jazz, Soulful House

and Dance Floor Classics


Resident DJ's :

Yoshihiro Okino (Kyoto Jazz Massive / Especial Records)

Yoshihisa Fujii (Cool To Kool / Kyoto Jazz Meeting)

Takaharu Furutani (Digmeout)

Plus

Masatoshi Nakagawa (echo music)

Dairo Ninomiya (echo music)


Lounge Space DJ's :

Koichiro Murakawa

Daisuke Matsumoto (More Project)

Shogo Takehiro

Shinji Okano(digmeout ART&DINER)


Food : fig cafe


OPEN / START 20:00

DOOR : 2,000YEN (1D)

INFO : 06-6373-4919 / NOON www.noon-web.com


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今回は”NEW BIGINNING”と題して

先月同様の新たなスタイルでのFreedom Timeを開催致します。

DJタイムは20:00~1:00。

もちろん今迄どうり最新のクロスオーヴァーから

ハウスを中心とした”Freedom Time”スタイルで盛り上げます。

1:00以降はバー・スタイルにて

クラシックス中心の心地良い空間を演出致します。

大阪のクラブシーン、そして今後のFreedom Timeの為にも

皆様是非お早めの御来場を、

そして新たな楽しみ方を共に生み出して行きましょう!

皆様今回も是非御協力お願い致します。


Freedom Time 出演者一同



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2011年5月10日火曜日

「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 8」


ゲストDJは、Roots76さん。


出会ったのは、

数年前、大阪ミナミは島之内にあるバー、

大阪メロンにて。


同店のマスターは、

ルーツ・レゲエをメインとしながらも、

多様な音楽を聴き、またそれらをBGMにプックアップされています。


そんな場には、自然と音楽愛好家が集い、

夜な夜な、銘々が自身の音楽観を発言しています。

ロック、ポップ、ジャズ、レゲエ…

あらゆる音楽、あらゆる年代のトピックが展開されます。



そのなかで、Roots76さんは

いつでも、みんなが知らないアーティストを列挙します。

そして、その魅力を流麗に紹介されるのです。


DJでは、

それらの楽曲を選曲されるのですが、

これまた美麗なのです。


そう、Roots76さんは、

マニアックな音楽を、大衆性を帯びたカタチで表現することに

非常に長けておられるのです。


これまでに、Roots76さんからアプトプットで、

特に印象に残っているものは…

昭和30〜40年代の国産TVドラマのテーマ・ソングや挿入曲、

アジア諸国で生まれたレゲエなどの音源を

オリジナルで保有しているところです。


また、昭和に誕生した歌謡曲と、

マッドリブが手がけるサンプリング・ミュージックを

同列に捉えるセンスも。



ね? これらを、大衆性を孕んだカタチで、

一体どのように選曲するのか…

気になるでしょ?


“Vol 8”は、

都会のど真ん中に、

音楽の“辺境”が出現する予感です♪


ご期待ください♪



Roots76さんのインタビューはこちらどうそ…



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「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 8」

2011.5.13 Fri.

@ MAMBO CAFE

20:00 - midnight

Entrance: free


Guest DJ : Roots76

Resident DJ: 松本大輔 (More Project)



あなたの”ジャズ地図”に異変が起こる!?



ゲストDJ・Roots76の活動拠点は、

小箱のラウンジや、場末の小規模なバー。

そんな、アンダーグラウンドなシーンから支持されるサウンドには、

”辺境なグルーヴ”が満ちています。


今回のテーマは”リスニング・ジャズ”とのこと。

そして、キーワードは”スピリチュアル””ブラックネス”との一報が。

やはり、フロアでは決して耳にすることがない響きに

満ちあふれることでしょう。


そんな”辺境グルーヴ”に身を委ねるとき、

きっとあなたの"音楽地図"で地殻変動が発生します。

とりわけ、ジャズ地帯において大きな異変が起こるでしょう…。



- Jazz Chart by Roots76 -

"TWO IS ONE" CHARLES ROUSE

"M'BOOM RE: PERCUSSION'" "M'BOOM RE: PERCUSSION'"

"VOODOO SUITE" PEREZ PRADO

"佐藤允彦・女を奏う -火曜日の女-" 佐藤允彦

"CUBAN ROOTS" MARK WEINSTEIN



●Roots76

ザ・ローリング・ストーンズの初来日公演(1990年)をキッカケとして音楽に目覚める。直後に参加したバンドとロック喫茶の影響でオールド・ロック〜ハード・ロックに、高校時代に知ったカーティス・メイフィールドでソウル方面へ、そしてジャミロクワイとの邂逅でアシッド・ジャズに傾倒。雑多なセンスは、その後R&B、モッズ、ジャズ…と多種のジャンルを飲み込んでいく。そして2006年、”黒いオパール”の名で音楽活動を開始する(同名義の下、現在はトラック・メイキングとライブを展開)。”Roots76”や”オパール7”などの名義を使い分けながら、DJとしても活動中。opalkikaku official web site: http://www.opalkikaku.com



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メール・インタビュー:Roots76


2011年5月13日(金)、

梅田はMAMBO CAFEにて開催の

「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 8」


ゲストDJは、Roots76さん。

“辺境グルーヴ”と形容される選曲を体感していただく前に、

まずは言葉による僻地への接近をお楽しみください♪



__今回の、DJの名義は“Roots76”ですが、通称は?


黒いオパール


__お誕生日は?


昭和生まれ


__出身、お住まいはどちらでしょう。


広島から大阪にやってきました。


__音楽に目覚めたキッカケを教えてください。


小学生のころから普通にはやりモノをきいていたけど、それ以外のものを熱心に聴くようになったのは、やっぱストーンズの初来日公演をTVでみてからかな?

で、はやりモノでも、(ガキのくせに)長渕とかユーミン、山下達郎などシンガーソングライター系をよく聴いてました。アイドルとかバンド系はあんまり聴いてなかったな。


なのに、バンドの王道ストーンズに行ったのは、まわりがバンドブームのころで、じゃバンドも聴いてみよって思ったのだけど、あまのじゃくなもので(笑)まだみんなが聴いてない洋楽に飛びついたっていう。まあ、洋楽カッコよさげ!みたいなガキの背伸びみたいなところはありましたけど。

実際、TVでステージみてて、音楽より見た目の方に惹かれましたし。すぐに、レンタル行って借りようとしたら、新作がなくて、まあどれでもいいやって選んだのが「メインストリートのならずもの」。たぶん、ジャケと2枚組って理由で選んだような。


これに、衝撃を受けて。なんじゃこりゃーって。聴いた人はわかると思うけど、楽曲自体は地味で渋い曲ばかりなんですよ。じゃあ、何に驚いたかというと。音質がね、それまで聴いてきた音楽と全然違うんですよ。今でこそ、手軽に色々な時代の曲を聴けるし、音のバリエーションも多彩だけど、当時(バブルピークのころ)世間で流行ってた音楽はほとんどデジタルでハイファイなサウンド。それ以外は、ほとんど耳にする機会がなかったのですが、その音は自分の好みにピッタリはまったんですね。


その後、あらゆるジャンルを聴き漁り、今でこそ80年代とかデジタルな音も聴きますが、音の質感で聴くのは、今も変わってないです。

これが、音楽にはまり出した原点ですね。



__どんな音楽遍歴を辿ってきたのですか?


いとこがバンドやってたのもあって、中2のときにギターを始めるんですが、教則本に載ってた練習曲が、ディープ・パープルやオジー・オズボーンなんかのハードロックとかメタルの曲で、ぱっと聴きのよさもあってほかにも色々聴き出したんですが、どれも似たような曲ばかりですぐに飽きちゃって。


ちょうど、グランジとか流行ってたころで、友達にニルヴァーナとかオルタナ~ヒップホップの曲聴かせてもらったり、先輩が働いてたロック喫茶でストゥージズ~ザ・フー~ジミヘンとだんだん遡って60年代のロックまで聴くようになって、一方で別の友達がジャミロクワイ好きで、そこからレア・グルーヴ~アシッド・ジャズ~ニュー・ソウルと聴き漁って、一気に広がっていきました。


しばらくして、クラブに通いはじめて、モッズ好きなコに誘われて、地元に来たGANG STAGEのイベントに遊びに行ったりしてました。

レコード・ハントもしだして、60s70sのソウル・R&Bにはまったり、ジャズにはまったり、和モノ(特に歌謡曲とか昔のサントラとか)にいったり、punk/new

waveにいったりと、ジャンル関係なしにしばらくはまったらそれだけガーって掘ってました。


大阪にやってきてからは、DnBとかヒップホップ、ダブ・レゲエのイベントによく遊びに行く一方、レコードはもっぱら60s70sの生音系のレコを集めてましたけど、DJとか制作とかするようになってからは、最近のクラブものの7inch、12inchも手を伸ばすようになりましたね。それでも、STONES THROW、UBIQUITY周辺とか生音に近いものが多いですが。


ここ数年は、生音系ではサルサやアフロキューバンなどの中南米もの、アフリカや東南アジアあたりの辺境ものが中心ですかね。


で、肝心のジャズですが(笑)、高校のとき、べたにキャノンボール・アダレイの「Somethin' Else」をきいて、以降しばらくはスルーしてたんですが、ソウル・R&Bにはまった時期が結構長くて、そこから黒人系のジャズをちょっとずつ手を伸ばしたり、アングラものやアヴァンギャルドな音楽もけっこう好きで、そこからフリー・ジャズとかエレクトリック・マイルス~スピリチュアル・ジャズにたどりついたってかんじです。


ウエストコーストとか、モダンジャズ、ビバップなどはほとんど聴いてないけど、ユーロ・ジャズは結構好きです。


全般通じていえるのは、歌モノよりは、リズム重視の音楽指向かな。なので、リズム隊なしのソロ・インストとかは苦手ですね。

ただ、黒人系のメロウなものとか、歌謡曲やラテンなど哀愁的なものは好きです。

ロック・ポップス系の歌ものはほとんど聴いてないですね。(巷で流行ってる音楽は大半はこの辺でしょう。ヒットチャートに疎いのはそのためか。。)


あと、タテノリよりヨコノリですかね。テクノとかハウスがあまりピンとこないのはその辺にあるかもしれないです。



__尊敬する人物/好きなアーティストがいましたら、教えてください。


さんざん音楽のこと、語ったので、それ以外で。(笑)

昭和50年代あたりまでの日本映画やTVドラマが好きで、個性派とか脇役で光ってる役者が好きですね。吉田日出子とか殿山泰二とか。監督では黒木和雄とか増村保造など。



__印象深いイベント/ライブはありますか?


最近だと、James Pantsのライブですかね 。独特のエンタメ感をかんじました。

ジャズ系だと、何だろ。山下洋輔とか。ガツーンと衝撃受けるようなライブは好きです。



__レコメンドのアーティスト/アルバム/楽曲をご紹介ください。


宮沢昭『木曽』、Marion Brown『Sweet Earth Flying』、Max Roach『Percussion Bitter Sweet』

ジャズ以外だと、MAFT SAIのThai Funk MIX-CD、QUASIMOTO、Flying Lotus、OH NO『Dr. No's Ethiopium』、Eddie Palmieri『SUPERIMPOSITION』などなど



__近況、その他コメントをどうぞ。


ヴィンテージ・アンドランゲージというイベントを隔月でやってます。

次回は、5/8(日)、7/10(日)@本町Nuoohでやる予定です。




Roots76さんをゲストDJにお招きする

「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 8」は、

2011.5.13 Fri. @MAMBO CAFEです。


みなさま、ぜひお越しください♪