2010年11月26日金曜日

“百聞は一見にしかず”におけるカラクリ




上に掲出した画像の
2枚目をご覧ください。

僕、実は、鉄道が好きでなんです。

撮影で追求していく撮り鉄や、
乗ることを重要視する乗り鉄、
また、模型にこだわる人がおられたり、
はたまた時刻表の世界に没頭するかたなど…。

自分なりの角度をお持ちの人がおられますが、
そんなファンたちに比べれば、
僕なんて黄口です。笑

だって、
このチラシ、
ごく最近、駅で取得したのですから。。

それでも、
こだわりはあるんですよ。

都市に存在する、
身近な廃線跡を歩くとか、
103系のチェックとか。。
まあ、この話題は、
別の機会にじっくりと。。笑

チラシは、
こんど開通する、
山陽・九州新幹線への試乗会を
知らせるものです。

仮に、
僕が、
この試乗会に招待されたとします。

でも、
都合により、
参加できなかったとします。

けれど、
「窓がこんなだった」
「揺れが少なかった」
などと、
あたかも乗ってきたかのような感想を述べると、
どうでしょう。

おかしいですよね。

そんな僕に、
みなさんはツッコむ。

「乗ってないやん」。

けど、
平然と返答する僕。

「試乗してきた誰かが、
乗ったときの映像をyoutubeにアップしてて。
それを見たんですよ」。

…変ですよね。

さらに、
僕が
「百聞は一見にしかずですよね~」
なんて発言すると、
ますます可笑しい。

だから?
乗ってないのに、何が分かったの?

と、なります。

そう、
ここで言う
“見”
とは、
“乗る”
ということを指すんですよね。

だから、
乗っていない僕が、
「百聞は一見にしかず」
という表現をすると、
おかしいんですよね。


続いて、
1枚目の画像に注目です。

今週末=11月27日(土)、
梅田はNOONにて開催される
「Freedom time」のフライヤーです。

今回は、
ワールドワイドな規模で展開するシーン=クラブ・ジャズ界を
牽引するDJユニット、
Kyoto Jazz Massiveのフルバンド・ライブが繰り広げられます!

僕は、
2nd FloorでDJするのですが、
そんなことは
別にいいんです。

とにかく、
今回はKyoto Jazz Massiveのライブ・アクトに
注目してほしいんです!

リアルでしかあり得ないはずの音楽が、
わざわざリアル・ミュージックと形容されたりする、
奇異な現況があります。

それは、
音楽が、
作品ではなく、
商品と化していることの、
何よりの証左である
との意見に異論はないでしょう。

そんな、
マーケティング・ミュージックが蔓延するなか、
“作品”のみをリリースし続けているのが、
Kyoto Jazz Massiveなんです。

そんな彼らの生演奏を、
ぜひとも生で体感してください。

おっと、
僕が、ここまで熱く語らせていただいたことで、
youtubeを開こうとしている
そこのあなた。

その衝動は、
決して間違っていません。

けれど、
youtubeにアップされている映像をチェックしたことのみで、
「見た」
とは言わせませんよ。

それは、
額面のみでとらえた
「一見」なのですから。

さきほどの例で、
僕が、あたかも乗ったことにしたのと
同じですよ。

ここで言う
“一見”
とは、
“その場に行って、生で演奏を味わう”
ということを指します。

繰り返します。

youtubeの映像を見たことで、
「百聞は一見にしかず」
の概念を体現したと思わないでください。

その時点では、
まだ、
「百聞」
の概念の中です。

わかりやすく説明しましょう。

仮に、
youtubeの視聴を
「一見」だとします。

すると、
「百見は一体験にしかず」。

このように言えます。


長々とすみません!
とにかく、今回のライブは、
必聴、必見です!


一般メディアでは、
エンターテインメントの
いちコンテンツとして取り上げられる「音楽」
にあって、
クラブ・ジャズというスタイルは、
クラブ・ミュージック
という一言で片付けられることが、しばしば。

そのおかげで、
印象論のみが一人歩きし、
現場では、
どんなサウンドが繰り広げられているかは
ほとんど知られる機会がありません。

少しでも興味を持たれたかた、
ちょっとでも気になったかたは、
11月27日(土)、
ぜひNOONに足を運んでください!!


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11/27 (SAT) @ NOON OSAKA

Freedom Time Presents
“KJM LIVE 2010”
Kyoto Jazz Massive Live Tour 2010

Special Live Act :
KYOTO JAZZ MASSIVE LIVE SET
Shuya Okino (MC & SE)
Yoshihiro Okino (MPC Drums & SE)
Vanessa Freeman (Vocal)
Tasita D'Mour (Vocal)
Kenichi Ikeda a.k.a. Root Soul (Bass)
SWING-O a.k.a.45 (Key)
Nobuaki Fujii (Drums)
Takashi Nakazato (Percussions)
Hiroshi Ihara (Guitar)

Guest DJ :
Shuya Okino (Kyoto Jazz Massive)
Tsuyoshi Sato (Black Edition / The Room)

Resident DJ's :
Yoshihiro Okino (Kyoto Jazz Massive / Especial Records)
Yoshihisa “Birthday” Fujii (Cool To Kool / Kyoto Jazz Meeting)
Takaharu Furutani (Digmeout)
Plus
Masatoshi Nakagawa (echo music / Naniwa Raw Time)

2nd Floor DJ's :
Daisuke Matsumoto (More Project)
Jimmy Future
MuRAcO (GOLD FLASH / La Luna)
Shinji Okano(digmeout ART&DINER)

OPEN / START 21:00