2011年10月3日月曜日

「クラブ・ジャズ喫茶[モア]-1st Anniversary Special-」<セットリスト -2->

お待たせしました!

具体的なセットリストの発表です☆



その前に…


まず、ライブは二部制で行ないます♪

※詳しいタイムテーブルは、後日発表します。

※第二部は、23時頃に終演予定です。


また、ライブは、僕の選曲と連動する予定です♪

※曲順は、下記の内容とは異なります。


セットリストの全貌は公表しません…♪

※サプライズな曲目をお楽しみに☆



それでは、

楽曲の紹介です♪♪



-----------------------------------------------------

●Eleven O'clock At Night / Nuovo Classico


Nuovo Classicoの発起人、

岡本洋平(Bass)が手がけたナンバー。


聴く者が難解な印象を抱く理由は、

5拍子+6拍子という構成を持っているからでしょう。


しかし、甘美な旋律が聴こえてくると、イメージは一転。

メロウな世界に引き込まれます。

その甘さは、“恋”のみが原材料名に記されたスイーツがあれば…

なんて想像をさせるほど。

タイトルにある“11時”は、5+6=11拍子からインスパイアされたもの。


「実際に、11時に演奏したりして。笑」

との僕の冗談にたいして、作曲者・岡本くんは

「それ、いいかもしれないですね〜。笑」

と、ジャッジメントでも、甘いところを見せてくれました。笑


(※未レコーディングのため、試聴音源はありません。)



-----------------------------------------------------

●Hope / Mark de Clive-Lowe feat. Rahel


2010年にリリースされた新譜。

今回のライブで行なうカバーの中で、

原曲がもっとも新しい作品です。


ボーカリゼーションに触れると、

すぐにR&Bなカラーを感じるでしょう。

ビートに注目すれば、

HIPHOP的な要素が含まれることに気づきます。


さらに、作者・Mark de Clive-Loweの母親が日本人だからでしょうか、

メロディ・ラインには、

固有の“泣き”のエッセンスが感じられます。


展開が訪れるまで、

何度も奏でられるコード進行は

ヨーロピアン・ジャズのテーマ・リフに通ずるセンスかも知れません。


そんな、Mark流の

“黒”・“黄”・“白”な感性が渾然一体となった作品が、

ピアノトリオによって、どのように生まれ変わるのでしょうか。


大胆なソロがフィーチャーされるのか、

テーマリフが分解されてしまうのか、

まったく異なるリズムで演奏されるのか…

とにかく、換骨奪胎の妙に心酔したいと思います。。


◆原曲試聴→「Hope」



-----------------------------------------------------

●Maiden Voyage / Herbie Hancock


ジャズ史において、

もっとも洗練され、もっとも美麗で、もっとも革命的な曲のひとつ。

すなわち、もっとも重要な楽曲=ジャズの代表曲なのです。


本曲とともに、作者であるハービー・ハンコックは

音楽史のあらゆる文脈に登場し、

現在のポピュラー・ミュージックの礎を築いたと言っても

過言ではない人物です。


そんな名人による名作を、

Nuovo Classicoは

“常に進化するジャズの、最新形”とのコンセプトともにカバー。


実は、先日、彼らのライブでその演奏を体感してきました。

それは…文字通り、変拍子を多用したジャンル

=ブロークンビーツの概念を当てはめた、

アバンギャルドな内容でした。


しかし、アーティスト名にある“cassico(古典)”な感覚も包含した、

ジャズという文化の全体を敷衍して語るようなプレイでした。


その変貌ぶりを、お楽しみに。


◆原曲試聴→「Maiden Voyage」



-----------------------------------------------------

●Elevator (Fila Brazilia Mix) / Jaffa

当イベント「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」の草案に、

最大の影響を与えたコンピレーションCD「Sofa」。


同作品がリリースされたとき、僕は

“クラブ・ミュージックから、

ホーム・リスニング指向なトラックを抽出する”

という行為に取り組んでいました。


当時の印象では、

クラブ・ミュージックは、クラブという場でのみ機能する、

刹那的な存在でした。


しかし、優れたアルバム作品には、

クラブでは選曲されない=非ダンサブルな作品も収録されていて、

かつ、部屋聴きに最適だったんです。


そんなトラックを集めては、

オリジナルのコンピレーション・テープ(!)を制作していました。

しかし、なかなか全体感が統一した作品を

生み出すことができずにいたのです。


それは…

実は、僕が愛好する、

ジャズの系譜に位置するクラブ・ミュージックには

古来のジャズに含まれる音楽性、精神性、ビジュアルへの意識といった、

知性が伴う作品がたくさん存在するのです。

さらに、それらの要素には、

多種多様な方向性が包含されているからなのです。

素人のセンス/ライブラリでは、

全体感を意識した選曲は困難だったのです。


そんな、当時の僕への回答が、「Sofa」でした。

その出合いを機に、リスニング志向なサウンドの探求は、

ますます深まっていきます。

そして、いずれDJをするようになり…数年が経ち…

MAMBO CAFEさんで、自身のイベントをすることになったときに、

訪れたのです。

リスニング志向なクラブ・ジャズ・サウンドを打ち出す機会が。


イベントの企画書を作成する前に、

あらためて「Sofa」を聴いたことを思い出します。

「Elevator」は、その冒頭を飾っているナンバーなので、

「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」の初心を想起させてくれる曲なのです。


そんな、思い入れのある作品を、

Nuovo Classicoのみなさんにカバーしていただきます。


◆原曲試聴→「Elevator (Fila Brazillia Mix)」



-----------------------------------------------------

●Rise / 杉山悟史(Nuovo Classico)


Nuovo Classicoのピアニスト・杉山悟史による作品。


静謐な演奏が前面に押し出された曲ですが、

作者・杉山によるメロディ・センスが映える世界観は

プリミティブな感覚に満ちあふれています。


オリジナルでは、その感覚が“静”の角度で打ち出されているとすれば、

[モア]では“動”なアングルで繰り出される予感。


バンドによると、サンバのアレンジが施し、

さらにそれを高速なビートで展開するとのこと。


ジャパニーズ・ジャズ・サンバの佳品、

福居良の「アーリー・サマー」が持つ興奮を凌駕するかーー。


なお、この楽曲(オリジナル)は、

杉山くんのソロアルバム「Someday」に収録されています。


◆原曲試聴→「Rise」



-----------------------------------------------------



演奏予定曲は、

まだまだあります。。


未だ公開されていない

NUOVO CLASSICOの新曲、


ソウル史に輝く

名演名曲のカバー、


さらには時代とジャンルを超越した

実験的なアレンジメントが光るクラシックのカバー


などなど…

乞うご期待!!!



*********************


「クラブ・ジャズ喫茶[モア]-1st Anniversary Special-」


2011.10.14 Fri

MAMBO CAFE

Open / Start 20:00

Charge: 500yen


Special Live Set:

 NUOVO CLASSICO

  Bass: 岡本洋平

  Piano: 杉山悟史

  Drums: 橋本現輝


Resident DJ:

 松本大輔 (More Project)




「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」初!!

バンド=Nuovo Classicoをフィーチャリング!!



当イベントにおいて、

初のゲストDJを務めた岡本洋平が、1年ぶりに参加!

しかも、今回はベーシストとして登場です!!


Nuovo Classicoは、

2011年2月に産声を上げたばかりの

関西発、新生ジャズ・バンド。

すでにオリジナル音源を制作/レコーディングし、

ライブも披露している彼らですが…


今夜は

普段とは異なるアプローチでのセルフ・カバー、

ジャズ/ソウル史に燦然と輝く名品のクラブ解釈なカバー、

さらには、More Project・松本大輔が

この1年で最もプレイしてきた“[モア]な”楽曲のカバーなどなど、

多角的な演奏を展開してくれます!!



Nuovo Classico (ヌオヴォ・クラシコ)

2011年2月、大阪は梅田にあるクラブ・NOONにて誕生。ベーシスト・岡本洋平と、ピアニスト・杉山悟史によるジャズ・バンド・プロジェクトで、内容によって様々な演奏者が参加するスタイルで展開している。今回は、Pops〜Funk〜Jazzの各フィールドで柔軟にビートを繰り出すドラマー・橋本現輝を起用。バンド名にある"nuovo""classico"とは、それぞれイタリア語で“新興”“古典”との意味を持ち、ジャズにおけるクラブ/ストレートアヘッド両スタイルの、演奏/精神の真の融合と創出をコンセプトに掲げている。活動情報は岡本洋平のblogをチェック。http://www.jazzactive.net/blog/



*********************



---------------------------------------------------------


◆「クラブ・ジャズ喫茶[モア]-1st Anniversary Special-」

関連コンテンツ


緊急告知(2011.9.19 up)

アーティスト紹介(2011.9.21 up)

セットリスト -1-(2011.9.21 up)

セットリスト -2-(今回)(2011.10.3 up)

タイムテーブル(2011.10.14 up)

インタビュー:NUOVO CLASSICO(2011.10.11 up)


---------------------------------------------------------