お待たせしました!
具体的なセットリストの発表です☆
その前に…
まず、ライブは二部制で行ないます♪
※詳しいタイムテーブルは、後日発表します。
※第二部は、23時頃に終演予定です。
また、ライブは、僕の選曲と連動する予定です♪
※曲順は、下記の内容とは異なります。
セットリストの全貌は公表しません…♪
※サプライズな曲目をお楽しみに☆
それでは、
楽曲の紹介です♪♪
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●Eleven O'clock At Night / Nuovo Classico
Nuovo Classicoの発起人、
岡本洋平(Bass)が手がけたナンバー。
聴く者が難解な印象を抱く理由は、
5拍子+6拍子という構成を持っているからでしょう。
しかし、甘美な旋律が聴こえてくると、イメージは一転。
メロウな世界に引き込まれます。
その甘さは、“恋”のみが原材料名に記されたスイーツがあれば…
なんて想像をさせるほど。
タイトルにある“11時”は、5+6=11拍子からインスパイアされたもの。
「実際に、11時に演奏したりして。笑」
との僕の冗談にたいして、作曲者・岡本くんは
「それ、いいかもしれないですね〜。笑」
と、ジャッジメントでも、甘いところを見せてくれました。笑
(※未レコーディングのため、試聴音源はありません。)
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●Hope / Mark de Clive-Lowe feat. Rahel
2010年にリリースされた新譜。
今回のライブで行なうカバーの中で、
原曲がもっとも新しい作品です。
ボーカリゼーションに触れると、
すぐにR&Bなカラーを感じるでしょう。
ビートに注目すれば、
HIPHOP的な要素が含まれることに気づきます。
さらに、作者・Mark de Clive-Loweの母親が日本人だからでしょうか、
メロディ・ラインには、
固有の“泣き”のエッセンスが感じられます。
展開が訪れるまで、
何度も奏でられるコード進行は
ヨーロピアン・ジャズのテーマ・リフに通ずるセンスかも知れません。
そんな、Mark流の
“黒”・“黄”・“白”な感性が渾然一体となった作品が、
ピアノトリオによって、どのように生まれ変わるのでしょうか。
大胆なソロがフィーチャーされるのか、
テーマリフが分解されてしまうのか、
まったく異なるリズムで演奏されるのか…
とにかく、換骨奪胎の妙に心酔したいと思います。。
◆原曲試聴→「Hope」
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●Maiden Voyage / Herbie Hancock
ジャズ史において、
もっとも洗練され、もっとも美麗で、もっとも革命的な曲のひとつ。
すなわち、もっとも重要な楽曲=ジャズの代表曲なのです。
本曲とともに、作者であるハービー・ハンコックは
音楽史のあらゆる文脈に登場し、
現在のポピュラー・ミュージックの礎を築いたと言っても
過言ではない人物です。
そんな名人による名作を、
Nuovo Classicoは
“常に進化するジャズの、最新形”とのコンセプトともにカバー。
実は、先日、彼らのライブでその演奏を体感してきました。
それは…文字通り、変拍子を多用したジャンル
=ブロークンビーツの概念を当てはめた、
アバンギャルドな内容でした。
しかし、アーティスト名にある“cassico(古典)”な感覚も包含した、
ジャズという文化の全体を敷衍して語るようなプレイでした。
その変貌ぶりを、お楽しみに。
◆原曲試聴→「Maiden Voyage」
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●Elevator (Fila Brazilia Mix) / Jaffa
当イベント「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」の草案に、
最大の影響を与えたコンピレーションCD「Sofa」。
同作品がリリースされたとき、僕は
“クラブ・ミュージックから、
ホーム・リスニング指向なトラックを抽出する”
という行為に取り組んでいました。
当時の印象では、
クラブ・ミュージックは、クラブという場でのみ機能する、
刹那的な存在でした。
しかし、優れたアルバム作品には、
クラブでは選曲されない=非ダンサブルな作品も収録されていて、
かつ、部屋聴きに最適だったんです。
そんなトラックを集めては、
オリジナルのコンピレーション・テープ(!)を制作していました。
しかし、なかなか全体感が統一した作品を
生み出すことができずにいたのです。
それは…
実は、僕が愛好する、
ジャズの系譜に位置するクラブ・ミュージックには
古来のジャズに含まれる音楽性、精神性、ビジュアルへの意識といった、
知性が伴う作品がたくさん存在するのです。
さらに、それらの要素には、
多種多様な方向性が包含されているからなのです。
素人のセンス/ライブラリでは、
全体感を意識した選曲は困難だったのです。
そんな、当時の僕への回答が、「Sofa」でした。
その出合いを機に、リスニング志向なサウンドの探求は、
ますます深まっていきます。
そして、いずれDJをするようになり…数年が経ち…
MAMBO CAFEさんで、自身のイベントをすることになったときに、
訪れたのです。
リスニング志向なクラブ・ジャズ・サウンドを打ち出す機会が。
イベントの企画書を作成する前に、
あらためて「Sofa」を聴いたことを思い出します。
「Elevator」は、その冒頭を飾っているナンバーなので、
「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」の初心を想起させてくれる曲なのです。
そんな、思い入れのある作品を、
Nuovo Classicoのみなさんにカバーしていただきます。
◆原曲試聴→「Elevator (Fila Brazillia Mix)」
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●Rise / 杉山悟史(Nuovo Classico)
Nuovo Classicoのピアニスト・杉山悟史による作品。
静謐な演奏が前面に押し出された曲ですが、
作者・杉山によるメロディ・センスが映える世界観は
プリミティブな感覚に満ちあふれています。
オリジナルでは、その感覚が“静”の角度で打ち出されているとすれば、
[モア]では“動”なアングルで繰り出される予感。
バンドによると、サンバのアレンジが施し、
さらにそれを高速なビートで展開するとのこと。
ジャパニーズ・ジャズ・サンバの佳品、
福居良の「アーリー・サマー」が持つ興奮を凌駕するかーー。
なお、この楽曲(オリジナル)は、
杉山くんのソロアルバム「Someday」に収録されています。
◆原曲試聴→「Rise」
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演奏予定曲は、
まだまだあります。。
未だ公開されていない
NUOVO CLASSICOの新曲、
ソウル史に輝く
名演名曲のカバー、
さらには時代とジャンルを超越した
実験的なアレンジメントが光るクラシックのカバー
などなど…
乞うご期待!!!
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「クラブ・ジャズ喫茶[モア]-1st Anniversary Special-」
2011.10.14 Fri
Open / Start 20:00
Charge: 500yen
Special Live Set:
NUOVO CLASSICO
Bass: 岡本洋平
Piano: 杉山悟史
Drums: 橋本現輝
Resident DJ:
松本大輔 (More Project)
「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」初!!
バンド=Nuovo Classicoをフィーチャリング!!
当イベントにおいて、
初のゲストDJを務めた岡本洋平が、1年ぶりに参加!
しかも、今回はベーシストとして登場です!!
Nuovo Classicoは、
2011年2月に産声を上げたばかりの
関西発、新生ジャズ・バンド。
すでにオリジナル音源を制作/レコーディングし、
ライブも披露している彼らですが…
今夜は
普段とは異なるアプローチでのセルフ・カバー、
ジャズ/ソウル史に燦然と輝く名品のクラブ解釈なカバー、
さらには、More Project・松本大輔が
この1年で最もプレイしてきた“[モア]な”楽曲のカバーなどなど、
多角的な演奏を展開してくれます!!
●Nuovo Classico (ヌオヴォ・クラシコ)
2011年2月、大阪は梅田にあるクラブ・NOONにて誕生。ベーシスト・岡本洋平と、ピアニスト・杉山悟史によるジャズ・バンド・プロジェクトで、内容によって様々な演奏者が参加するスタイルで展開している。今回は、Pops〜Funk〜Jazzの各フィールドで柔軟にビートを繰り出すドラマー・橋本現輝を起用。バンド名にある"nuovo""classico"とは、それぞれイタリア語で“新興”“古典”との意味を持ち、ジャズにおけるクラブ/ストレートアヘッド両スタイルの、演奏/精神の真の融合と創出をコンセプトに掲げている。活動情報は岡本洋平のblogをチェック。http://www.jazzactive.net/blog/
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◆「クラブ・ジャズ喫茶[モア]-1st Anniversary Special-」
関連コンテンツ
・インタビュー:NUOVO CLASSICO(2011.10.11 up)
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