2012年2月16日木曜日

【回想】「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 17」


この日は“100パーセント旧譜セレクション”ということで、
ひさびさにアナログを大量に持って行きました。

加えて、CDホルダーも持参。
というのは、レコードはサイズが大きく、
準備しておきたい音源のすべてを
バッグに詰め込むことができないからです。

イベント直前は、
毎夜、アナログレコード→PCという
取り込み作業が続きました。

その中から、
オープニングからの1セット目では、
インストを中心に、ストイックな内容を構築。

次第に、エディットも盛り込みながら、
テンションを挙げていきました。


そして、22時頃に、
ゲストDJ・NAGAIさんが登場。

導入には、
アフロを中心とした
民族系のプリミティブなサウンドで
空気を作っていかれます。

オーディエンスが増えてきたら、
空かさず王道をプレイし、
違和感を抱かせることなくジャンルを移行。

その際の、
タイミングの図り方と嫌みのなさは、
高級レストランが振る舞うコース料理のよう。

再び、僕がブースに立ち、
ふとミキサーに目をやると…

驚きました。
イコライザの目盛りは、
ほとんどが12時を指していたのです。

僕も、
最初に設定してからは、
ほぼいじることはありません。

しかし、
NAGAIさんのナチュラルな設定には
ビックリでした。

そして、再び思いました。
素材が良ければ、濃い味付けは必要ないという姿勢は…
高級レストランに通じるなと。


最後は、NAGAIさんの提案で、
バック・トゥ・バックを。

終盤には、
“デザート”なるボブ・ディランを
これまた違和感なく、さらっとプレイされ、
締めくくられました。


気づけば、
ひさびさの27時越え。

NAGAIさん、
そして、お集まりいただいたみなさま。
遅くまでありがとうございました!