選曲CDを制作しました。
Dam-Funkの
ニュー・リリース「Invite The Light」(2015年9月)
をキッカケに、
あらためて
シンセサイザーの音色に心酔し、
その魅力をパッケージングしようとしたところ…
“アーバン”
とのテーマが浮かびました。
アンプラグドな状態では
プレイすることができないイメージから、
直感的に“都会”“非オーガニック”を連想したのだと思います。
セレクト作業にあたり、
Damの過去作を復習し、
新旧のさまざまなシンセ・サウンドを網羅する
PPU諸作を再確認、
さらには
自身の楽器別のライブラリ
(アナログレコード→デジタルに変換したファイル)
における synthesizer の項目をすべてチェック。
気になるトラックを俎上に載せていくと、
CDに収まらない量になったので…
“ルーティン(ワーク)”
をキーワードに選別することで、
より都会的な色彩を強めてみました。
結果、
新譜の指向が濃い内容となりましたが、
エディットやブレイクビーツにおける旧譜感覚も包含し、
音楽性についても
ブギー、ヒップ・ホップ、バレアリック、ハウス、ジャズ…と、
カラフルなラインナップだと自負しております。
カバーのアートワークは…
まず、
テーマはアーバンであり、
その象徴であるルーティン・ワークにおける
癒し=ドリーミンなひとときを…
との想いとともに音楽をセレクトしたことから、
「DREAMIN' IN ROUTINE」
とのタイトルが導きだされました。
これを
なんとなく、ジャケットにあるような感じで
文書作成ソフトで配置してみると、
すべてのワードに
IN が含まれていることに気がづき、
同時に、これらが鉄道の分岐器(車両を別の軌道に移行させる装置)に
見えたことを端緒に…
僕のアイコンであるタンクを併記すれば、
その元ネタが森ノ宮の電車区(車庫)に実在することから
JR・大阪環状線のイメージが浮かび、
それは
コンパイラーの僕が居住する大阪=アーバンをも連想させ、
さらにはルーティン=循環とのリンクも持ち合わせ…
という感じで、
どんどん進行していきました。
ということで、
オモテ面で弧を描く線(フォントの I(アイ) を使用)は
環状線の内回り・外回りを、
反対側の直線は電車区を
それぞれ示し、
ウラ面は
アングルを付けることで、
車庫に楽曲が収録されている様が表現されています。
手がけてくれたのは…
「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」や「NAGAMORE」など、
僕の音楽活動を全面的にサポートしてくれている
デザイナー・増田君(D.I.F)。
今回も、
僕の無理難題を
的確かつ芸術的に可視化してくれました。
ちなみに…
ウラ面の右下にポジショニングされたアイコンは、
僕の新設レーベル
“OMNIBATH(オムニバス)”のロゴマーク。
一般的なレーベルとは異なり、
選曲=オムニバス作品のみを打ち出していくということから
このネーミングとなっています。
バスの部分について、
OMNIBUS → OMNIBATH と捩っているのは
入浴のための選曲ということではありません。
入浴のような選曲、
つまり…
飽きることがなく、
飽きるという概念が生まれない世界観であり、
むしろ、日々その行為を展開したくなるような選曲を発信していくーー
という想いに由来します。
そんなOMNIBATHからのファースト・プロダクション
「DREAMIN' IN ROUTINE」。
ぜひぜひチェックください♩
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「DREAMIN' IN ROUTINE」。
ぜひぜひチェックください♩
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「DREAMIN' IN ROUTINE」
Compiler: DAISUKE MATSUMOTO (MORE PROJECT)
Cover artwork: MICHI (D.I.F)
Label: OMNIBATH
Label logo design: TAKASHI KUNISAWA (KUNISAWA STUDIO)
*All of the sound source is vinyl.
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